つくりたい未来の話
ここ最近、隣町で子どもの居場所づくりをしている歳の近い子と仲良くなりました。まだ表面の部分しかお話出来てないけれど、でもなんとなく、やりたいことや目指したい世界観みたいなものが、似ているような気がしています。
今回は、そのお友達とお互いのことをもっと深く知り合うが為の、交換日記的なnoteです。
どうせなら人の目に触れる形で残して、頭の中のことも発信して、一石二鳥でいこうという感じで、第3者に公開するタイプの交換日記。笑
カチカチな感じだとなんか緊張するので、以下はラフな文体でいきます!!
◆つくりたい未来の話
新卒は、キャリア開発系の企業。その次はコミュニティカフェ。今は地域おこし協力隊。
我ながら短期間で転々としすぎたなぁとは思うけれど、もし「あんたの軸はなんなんだ!」ときかれることがあるとすれば、人が精神的に成長していく課程・環境づくりに興味があるみたいな話をすると思う。
私の「つくりたい未来」を一言で簡潔なフレーズにまとめるなら、「個性を認め合い活かし合う豊かな社会」になる。手段は「人づくり」を通して、そういう社会をつくっていきたい。
(”認め合う”だけじゃなくて”活かし合う”のも自分的には大事なポイントだし、”豊かさ”という言葉をあえて使ったことにもこだわりがある、、けど、くどくなるので一旦おいとく)
しっくりくる表現を探し求めて数年おきに言い換えが発生してるので、 いつも同じ文言ではないけど、最近はこんな感じでまとめてる。
なんでそれ?っていう細かい経緯は後編で書くつもりだけど、ざっくりの流れとしてここで話したいのは、元々は「まちづくり」の文脈から、いまの「人づくり」へシフトしてきたということ。
◆やりたいことが「まちづくり」から「人づくり」へ変わっていった
私の大学時代の専攻はまちづくり。
社会で起きている様々な事象に対しての解決策等をハードとソフトの両面から学ぶような授業が沢山あって、学校だけじゃなくて自分自身でも色んな機会を活用して現場に行かせてもらったりした。
大学内ではもちろんそんな雰囲気はなかったけれど、ローカルと呼ばれるような地域に実際に行ってみたり、そういうコミュニティに触れていったとき、「まちを盛り上げよう!」とか「町おこし!」「地方創生!」みたいなのを聞くし、言われた(る)。
それに毎回、なんだかモヤっていた。
人の数が集まっていたら、良いまち?
経済活動がすごく盛んになれば、良いまち?
まちとして運営していくために、経済規模も人口も、ある程度はもちろん必要になってくると思う。だけど、それが絶対の必須条件ではないし、手段の域を出ない。
何を守りたくて、何を変えていきたいんだっけ?
「良いまちにしたい」って言葉は、「幸せになりたい」って言葉と似てるなって思う。もし誰かに「幸せになりたい」って言ったら、「じゃあ自分にとっての幸せって何なの?」って聞きかえされるでしょ。地域とかまちとか主語が大きくなると分かりにくくなるかもしれないけれど、それと似ている気がする。
自分が思う「良いまち」ってどういう状態??
の解を探したくて、大学時代に色んな地域に行ったり、そこでいろんなチャレンジもさせてもらって、色んな人たちに、本当にたくさんたくさんお世話になった。
その中で、”私もこうやって生きていきたい”って思えるような、素敵で面白い人たちに沢山出会った。
その時ふと思った。こういう「自分自身や自分の選択に対して肯定感を持っていて、人生の選択権を自分で握っている感覚を持っている人」が沢山いる状態って、すごく健全な人間関係の循環が出来ている。
なにより、ひとりひとりの「好き」とか「らしさ」が滲み出ていて、面白くてワクワクする。
まちは人の集合体であって、一定のコミュニティの単位の名称でしかないと思う。だから「まちづくりをしよう」「まちおこしをしよう」というのは、私にとっては主語がない(主語がでかすぎる)空洞のような言葉のように感じてしまうのかもしれない。だからなんだか腑に落ちなかったんだ。
私の中では”自分らしく生きられるひとたちの集合体が、結果的に良いまちを形作ることになる”という結論に至ってて、
もちろん人の数だけ色んな形の「良いまち」があると思うけれど、私の思う良いまちやつくりたい世界観みたいなものは冒頭に書いた、“個性を認め合い活かし合う豊かな社会”というワードに落ち着いた。
◆もうちょっと具体的に。「どんな人」が増えていく未来?
もうちょっと解像度を上げて、具体的にどんな人づくりをしていきたいのかというと、
さっきは ”自分自身や自分の選択に対して肯定感を持っていて、人生の選択権を自分で握っている感覚を持っている人” と書いたけれど、これにもう少し補足をすると、色んな選択肢を知っていて、その上で自分らしい道を選択できる状態の人。
そうなる為には、まずは世の中には色んな選択肢があることを知っている必要があるし、その1つひとつの物事には色んな角度からの見え方があることも知っておきたい。
自分らしい道を選択出来るということは、きっとそもそもの自分らしさを理解している必要があり、それを選べるということは「自分は自分だ」という肯定感を持てていることにも繋がる。
こんな感じに、分けていくと色んな要素が複合的に必要になってくると思う。
ただ、ちょっと誤解を避けたいのが「みんなが好きなことを仕事にする」ことがゴール、というのとはちょっと違くて、個人的にはみんながみんな、大好きなことを仕事にしなくても良いと思っている。もちろん仕事の中での楽しさや自分らしさは見出した方が絶対面白いと思うけど、その自分自身の選択に対しての「自己肯定」ができていたらいいと思う。
それは、やりがいなんて人それぞれだと思っているから。自分自身で切り開いて裁量権持って仕事したい人もいれば、家族との時間を大切にしたくて仕事は仕事として割り切る人もいる。人の為に働くことが好きな人もいれば、自分の世界を突き詰めることに喜びを感じる人だっている。
ひとそれぞれ。それぞれの形のやりがいがある。「私はこうこうこういうふうに思っているから、こうするんだ」って他者に言えたら、めちゃめちゃ上等。
繰り返すことになるけど、自分自身の選択に対しての自己肯定があって、そういうものが人それぞれだ(色んな指標や価値観があることを知っている)だということも知っていて、それを言葉にして人に伝えられる(伝えられる=それも自己肯定出来ているということでもあるし、伝える際に相手を思いやった伝え方が出来たら、更に優しい世界。笑)という人を社会に増やしていきたい。それが結果的に、多様で面白い世の中をつくっていくことに繋がると私は思う。
そういう人づくりをしていけたらいいなと思って、いろんな知識経験を身に着けているところです。だけど、言語化は徐々に出来ていっているけど、本格始動はいつやるんだというのはずっと自分も思っているところなので、ちゃんと動き出したい。
さて、次は手段について。
仕組みや体制づくりとかもゆくゆくはやっていきたいけれど、まずはソフト?の部分の構想ねりねりしているところなので、それを文字にして書いてみる。
◆まだまだねりねり途中の私の構想
個性を認め合い活かし合う豊かな社会を作ること。そのための、人づくり。じゃあそのためにはどんな機会と環境が必要なんだろう?
私が今までの経験の中でこうかな?この要素ほしいなと思いながらねりねりして組み立ててきたのが、下記の5つの要素。(いまのところ)
※①~⑤とあるけれど、必ずしもこの順番ではない
私自身がこういうステップを踏んだなとかこういうのが必要だったなーっていうのに加えて、のちのち理論とか先行事例を学んでいくうちにこんな感じにまとまってきたやつで、基本は自己経験がベース・色んな所から紐づけもしながらねりねりしてます。まだ全然変わっていく可能性もある。
もう一度書くけれど、必ずしもこの順番ではなくて、私自身もたぶん⑤から入ったと思う。
挑戦や経験が先で「あれはこういうことだったのか」という意味付けをしていく、という順番だったと思うので、全然入口は人それぞれでいい。
いきなり挑戦や行動は難しいという人ももちろんいるし、逆にやってみてから考えようタイプの私みたいな人もいる。
あくまで5「ステップ」ではなく5「要素」として、順番はバラバラでいい。
ここまで書いてみて思ったことは、「安心安全の場を作るということ」と「そこから出てちょっと挑戦してみる」の両輪を大事にすることが、私のビジョンの特徴かもしれない。
「個性を認め合い活かし合う豊かな社会を作ること。」と言ったけれど、
”活かし合う”は、まさにこれで、挑戦=自己表現の一種 に位置付けてるんだと思う。
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事業としての落とし込み(具体的な手段)にはまだまだ至ってないし、勢いの殴り書きだけど、現時点での私の頭の中はこんな感じです。
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