「自己の語り」を 取り戻す
先日「プリズン・サークル」というドキュメンタリー映画を見ました。
これは、罪を犯してしまった人々の社会復帰を促す刑務所「島根あさひ」を舞台に、約2年間の月日をかけて密着取材・撮影された作品です。
私自身のこの作品との出会いは、「他者の靴を履く」(著者:ブレイディみかこ, 2021) という、エンパシーとアナキズムについて書かれた本の中で、このプリズン・サークル(及びこの作品の舞台となっている、島根あさひでの取り組みについて)が絶賛されていて興味を持ち、先に書籍版を手に取りま