家具デザイナー、ポール・ケアホルムのミニマリズム。
ここで一旦、ミニマム小話。
先日、
パナソニック汐留美術館にて、
6月29日から開催中の
ポール・ケアホルム展に
行ってきました。
20世紀のデンマークを
代表する家具デザイナー、
ポール・ケアホルム。
デンマーク家具デザインの
第一人者とされる
ハンス・J・ウェグナーの
事務所に勤務をしていたことがあるそうです。
ウェグナーの
「Yチェア」や
「ピーコックチェア」など、
日本の建築に合う、
北欧の木製家具。
北欧家具といえば
そんな温もりのある
木を素材として
使っているイメージ。
ケアホルムは、
当時では珍しく、
金属などの素材を組合わせて設計。
木質と硬質を組み合わせ、
温かみも感じさせるが、
スタイリッシュで
スマートな印象。
ミリ単位で
計算された
ミニマリズムを極めた
デザイン家具。
展示会場には、
ポール・ケアホルムの
椅子や家具など
代表的作品約50点が
展示されています。
図面も展示されており、
見入ってしまいます。
ケアホルムの
椅子体験ができる展示空間では、
写真でしか見たことのなかった
椅子に実際に座ることが。
実際に座ってみると、
スマートなフォルムとは少し違い、
心地よくフィットし、
優しい感じがしました。
織田コレクション
北欧モダンデザインの名匠
「ポール・ケアホルム展
時代を超えたミニマリズム」
9月16日まで。
身近な椅子という家具が
ここまで美しく、
ミニマムなデザイン。
家具建築デザインの
美しさに魅了されました。