アオイトリ
2024.7.6
うす。
男子禁制の女子高に学生神父として特別に住んでいる主人公。
もうこの設定だけでエロい匂いぷんぷんするんだけど、まだまだこんなものじゃない!
この主人公は触れた者、特に性行為を行った相手を幸福にするというエロエロマシマシっぷり!
もうどうしようもない抜きゲー主人公の設定から繰り出される、圧倒的な衝撃を受ける終盤のストーリーはマジで度肝を抜かれた。
愛のあるセックス三昧の日々から突然の裏切り。
絶望と怒り、そして悲しくも美しすぎるバッドエンド。
そこから現れるトゥルールートで見える真実。
そしてハッピーエンド。
もう感情を揺さぶりがエグイて。
この終盤の爆発力に全てを捧げたアオイトリの物語はエロくて最高だった。
キャラ感想
素直になれない脳みそピンクな妹 黒崎小夜
ミステリアスでクールビューティーな女の子。
だけど中身はめんどくさがり屋でお兄ちゃんが大好きなエロガキ。
まずお兄ちゃん大好きっぷりがヤバい。
基準が全てお兄ちゃんになっており、お兄ちゃんが仲良くする人なら自分も仲良くする考えだし、お兄ちゃんを否定すると激しく怒り出す。
性欲処理まで希望する、お兄ちゃんが世界の全てという重たすぎる愛。
けどこの愛の重たさは全然不快な重たさじゃない。
ガンガンお兄ちゃんが好きな事をアピールするんだけどクールで何処までも上から目線な為、言っていることは重いんだけど印象がドライに感じる。
そして少し馬鹿っぽい性格のおかげで、この愛の重さがギャグっぽくなり、むしろ非常に心地よくいい感じさせてくれる。
そして何でもエロに結びつける発想力は、中二の男の子かセクハラおじさんレベル。
演劇する時に緊張してガチガチになると話す主人公に対して、ガチガチを一物と想像して、好きと連呼する小夜ちゃんは変態過ぎて好き。
お兄ちゃん大好きすぎるのと勝気な性格、そしてセクハラエロガキ。
この属性だけでも個人的には好きすぎてヤバいのに、この子のルートに入ると甘えん坊属性が追加される。
もう別キャラレベルで普段のクールなキャラとのギャップがえげつない。
主人公からの愛の告白を受けた小夜ちゃんは、キャラが180度変わったかと思うぐらいはしゃいでる。
このシーンは小夜ちゃんの一番の可愛い見どころポイントだと思う。
いつもは余裕のある感じで好きをアピールするんだけど、告白後のみんなに付き合ったことを報告するところなんか、もうみんなが引くくらい好きが溢れすぎているのがまじで可愛い。
そして事件です。
実は甘えん坊だと分かったことによって、あの普段の勝気でクールな性格が素直になれないツン要素にすり替わり、とんでもないツンデレ妹の完成されるというマジックが発生しております。
これはやばいです。
思い返して見れば、あんなに粋がってたところや、主人公をからかうドSなところが全部が照れ隠しだと思うとめちゃ愛おしさしか感じなくなってしまう。
まじで好き過ぎる!
まじ最強!
まじ卍!
【お兄ちゃんと遊ぶ】のが好きな癖にあくまでも【お兄ちゃんで遊ぶ】と訂正するところなんて微笑ましすぎて可愛すぎる!
自分はギャップのでかさ、多さがそのヒロインの魅力に大きく影響すると思っているんだけどそれがこの黒崎小夜には沢山詰まっていた。
そして黒崎小夜は一度で二度美味しい最高のクラス妹キャラだった。
ロリなのにお母さんっぽい吸血鬼 メアリーハーカー
100生きているロリ婆のポンコツ吸血鬼。
もう可愛いが約束された属性すぎる。
そう思っていざゲームを開始してみたら、やっぱり可愛いかった。
自分の偏見でロリ婆はクソ生意で高飛車で狡猾なイメージなんだけど、メアリーは全然違う。
明るく誰とでも仲良くなれる明るく前向きな性格。
可愛い娘を見ると「噛みつきたくなる」とか「食べちゃいたい」などの吸血鬼ジョークを言っちゃうお茶目さ。
演劇の脚本を恥ずかしながら書き、恥ずかしさを通り越してキレ散らかす姿ただただ可愛いロリキャラ。
ババア感はまるでないんだけど、どこか100年生きてきた積み重ねを感じさせる瞬間がところどこに現れる。
これからの生きる道標になってくれたり、勇気づける言葉だったりロリなのにお母さんのような包容力と力強さがあるんよ。
そして一番印象的だったのは「私と一緒に苦しんで」の言葉。
吸血鬼ではなく人間として生きる為に死を選ぶメアリー。
それを止めようと必死に説得する主人公に我が侭なお願いとして言ったこの言葉がマジで衝撃的だった。
だって普通は私の為に苦しまないでって言うのがよくある流れじゃん!
けどこの言葉には自分の気持ちを素直に伝えられるメアリーらしさもあり、何も出来ない主人公へ対する救いを与える優しさもある。
この局面でのこれを言えるのはやっぱりただのロリではなく100年生きてきた経験を強く感じた。
人生初の生理に戸惑ってしまうマジでガチなロリのメアリーだけど、このロリっぽさとお母さんっぽさの振れ幅がエグすぎる魅力的なキャラクターだった。
普通と狂気を抱えたドМ変態 海野あかり
ちょっと大人しめな性格。
微かに香る危険な雰囲気。
イジメたくなるような可愛い反応。
そして趣味がオナニーの巨乳。
もうこの子は襲っていいと思う。(暴言)
むしろ襲ってあげないと失礼まである。(さらに暴言)
そんな暴言を吐きたくなるぐらい理性を狂わせ、S心をくすぐるレベルじゃなく、全力でS心の背中を押してくれる魅力がある。
そんな守りたいと思うと同時に徹底的に汚してみたい。
正に凌辱系エロゲーのヒロイン映えするとても良いキャラクター。
そのあかりが仕掛けるとんでもない大掛かりな演劇はギャップが凄いの一言ではとても言い表せない。
特別になれない普通の女の子が、生きる意味を残す為、一瞬の幸せの為に人生の全てをかけた演技はエグすぎた。
もう完全に騙されたというか、もう呆然というか感情が追い付かなくてただただ胸が苦しかった。
余談だけど突然の豚呼ばわりされるシーンに特別興奮した。
ひょうきんで下品な相棒(敵) 電話の悪魔
可愛い声でボクっ子。(可愛い)
下品でひょうきんな自ら主人公の下僕になるドМ。(素晴らしい)
目的は主人公の中に眠る悪魔の救世主と言う存在を呼び起こすことなんだけど、いまいちやる気があるように見えない。(可愛い)
主人公をからかって楽しんだり、時に手助けしたり、急に牙を向けて煽ってきたりと自由奔放すぎる。(可愛い)
日常パートでの最高のボケ役で楽しませ、ここぞという時には物語に緊迫感を与える非常に重要なキャラクターだと感じた。(可愛い)
そんなことよりもなんで立ち絵がないんだ!!(切実)
そして何故攻略ヒロインじゃないいんだ!!
物語的には無理なのはわかっている。
ならおまけでエロシーンがあってもいいじゃないか!!
この生意気でひょうきんドМ悪魔を股間のイチモツでヒィヒィ言わせるシーンが欲しい!
貧乳(私の想像)である乳首を思いっきり引っ張って泣き顔にさせたい!
いや待て。
そもそも女だという描写がないから男かもしれん。
それはそれでアリだ!
ふぅ、少しだけ興奮してしまったようだ。
そんな妄想も捗る自分はとても好きな悪魔ちゃんだった。
良かったところ
しっかりエロゲーしている
当たり前にセックスから始まり、出会うヒロインとは一通り体の関係を結び(メアリーを除く)、あかりルートではセックスが物語の非常に大きな役割を果たす。
そして濃厚!
セックスが物語の雰囲気、舞台とも相まって素晴らしい!
冬、洋館、悪魔、吸血鬼。
どれもセックスのトッピングに合う!
良き!
日常パートには頭が真っピンクな黒崎小夜、電話の悪魔が下ネタでエロを彩り、そして存在そのものがエロい海野あかりがいる。
そして克様の描く肉々しく最高にエロいイラストとキャラデザイン。
シナリオとエロの共存し、化学反応を起こしている素晴らしいエロゲーの一つと言える。
幻想的で美しいイラスト
美しいCGが多いのもこの作品の魅力だと思う。
その中でも自分はこの一枚が好き過ぎる。
冬、夜、桜、踏切の遮断機。
そして知らない女性からの突然のキス。
この作品にのめり込むには十分すぎたし、このシーンが好き過ぎて黒崎小夜の存在が大きくなった一枚でもある。
あかりルートの爆発力
他のヒロインルートをクリアして初めて現れるのがこのあかりルート。
このあかりルートは非常に特殊で他のヒロインルートの内容をゲームプレイヤーと同じようにあかり自身も知っているということ。
この設定が非常に面白い。
他のヒロインとのフラグを予め折り、如何に自分と主人公とのフラグを立てるという斬新さ。
そして全ては特別な存在を憎むあかりが特別な存在である主人公を含む全てのヒロインそして電話の悪魔さえ殺す為の演技であったと言うハード過ぎる展開。
そこに隠してあった、愛情。
もうちゃぶ台をひっくり返し過ぎなのよ。
結論、命をかけながら、弱い人間の心を持つあかりがそれに抗い、受け入れる素晴らしいルートだった。
そして特別な存在になりたい思いながらも、挫折した人たちへの代弁と、背中を押し、優しく包み込むメッセージが込められた物語だとも思った。
評価(10点満点)
シナリオ・・・7点
キャラ・・・9点
音楽・・・7点
あとがき的な何か
特別な存在であるヒロインたちは普通に憧れ、普通な存在のあかりは特別な存在に憧れに命を懸ける。
そんな特別と普通の対比と各キャラクターの生き様、印象的な作品だった。
後やっぱり自分は黒崎小夜が最高過ぎた。
妹キャラとしてはなかなか特殊でお互いが初対面だけど、信じられる存在のいなかった小夜にとって主人公は唯一の肉親ではかけがえのない存在。
だからちゃんと兄妹になりたいと頑張る姿、そしてお兄ちゃんの女になりたいと変化する気持ちは見ていて本当に可愛かった。
今回は兄妹の恋愛に対する葛藤はまったく描かれてないが、こういう初対面から兄妹になり、恋人になる妹ものも素晴らしいなと思った。
以上です。
P.S.
この半年エロゲーから離れていましたが、気づいたらまったくいなかったフォロワーが増えててびっくりしました。
更新頻度は高くないですが、これからもちょくちょく更新しますのでよろしくお願いします。
ゲーム情報
企画・原案 御影
シナリオ 御影 緒乃ワサビ(Laplacian)他
キャラクターデザイン・原画 克 あきお
背景美術 わいっしゅ
SD原画 安納エイト
Webデザイン 上都河希(Laplacian)
ディレクター 湯
プロデューサー 石川
会社 Purple software
※この記事の画像は全て【アオイトリ/Purple software】より引用
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