家族計画~絆箱~
2023.10.8
うす。
血が繋がってなくても家族になれる。
問題を抱えた7人が集まり、お互い疑似家族として暮らす。
その中で主人公が人の温かさを知りながら変わっていくハートフルドラマ。
そしてロリの素晴らしさに寝覚めさせるオプション付き。
家族とロリは良い!
そんなことを気づかせてくれた偉大な作品。
各キャラ感想
最上の切なさを 高屋敷 準(たかやしき じゅん)
お金に貪欲でドライ、違法な薬を売っている悪い人。
そんな彼女が主人公に対して絶対的な距離を置きながらも複雑な恋心がある雰囲気がたまらない。
もうね、準のことが気になって気になって仕方なかった。
だって主人公の元彼女よ!
その元彼女と同じ屋根の下で暮らすのよ!
このシチュエーションヤバいでしょ!
もう関係の浮き沈みの連続よ。
少し仲良くなったと思ったら違ってたりを繰り返す。
もうみていてモヤモヤがパネェ。
だけど色々話を進めて行く内にもう切なさが溢れすぎた。
まず過去の回想が切ない。
昔付き合っていた時、契約と言うお金のやり取りをすることで、肉体関係を持ってた。
これがまた思いのすれ違いが切ないのよ。
準的には表向きはお金だけの関係にしたかったけど多分ホントに好きになっていたっぽいのよ。
でもお金の為に他の人ともやっちゃってるのと、主人公に惚れていた妹から不純な形で奪ってしまったことで、恋心を失くす必要があったんだと思う。
だから色々踏み込んできても拒絶しちゃってて。
でも準はほんとに主人公のことが好きなのが良くわかるんよね。
だから主人公が再び契約を迫った時、自分から言い出したことなのにお金だけの関係が悲しくてまた拒絶して。
もう想像しただけで、押しつぶされそうになるぐらい切ないやん。
主人公と再会した後、家族計画に参加するとき多分嬉しかったんだと思う。
だけど主人公とは契約(お金)でしか関係を築こうとしない不器用なところがまじ切ない!
だけど、他の子には契約ではなく善意で接している姿を見て寂しくなっている姿がまた切ない!
ってかそもそもなんでそんなにお金が必要なん?と思うじゃん。
なんと自分を救ってくれた児童養護施設の維持費なんよ!
その為に色んなものを犠牲にしすぎなんよ!!
切なすぎやろ!
物語終盤、施設の存続が危なくなりまとまったお金が必要に。
お金の為に家族計画のみんなを裏切り、危険な目にあわせる原因を作る。
だけど主人公は気づくんよね。
それが優しくて、その優しさが切ない!
けど色々犠牲しながらも施設は潰れてしまう。
切なすぎやろ!
全てを失った後、この家族計画で過ごした日々が自分にとって大切だったこと、必要なのはお金じゃなくて家族だったこと気づいてしまう。
それを壊してしまった後悔。
もう切なさを通りこしての悲しさがえぐすぎる!
そっからの怒涛の泣き要素がやばい。
全てを許す春花、妹との和解、園長先生との再会、高屋敷家族の合流、食べれなかった手作りのがご飯が食べられるようになる。
今まで背負っていた業がなくなった感じよ。
マジで準が幸せになってほんとに良かった。
なんだかんだ恋愛模様になると見せかけての家族ハッピーエンドだった。
最後に学生時代の準が可愛いからCG貼らせてください。
かわゆい!!!
気づけばあなたもロリコンに! 高屋敷 末莉(たかやしき まつり)
まったくロリに興味がない主人公がロリの魅力にドンドンハマっていき、気が付けばロリコンになるというルート。
その魅力というか魔力を持ち合わせているのがこの末莉!
マジでこの子を愛さずにはいられない!
この子を愛さずに誰を愛するというのか!!
こんな子がリアルにいたら家に連れて帰って行きたい!!
(そんなことはしてはいけません)
と少し興奮してしまったがホントにいいロリなんです。
今までいらない子として育てられたけど、好かれようとがんばってがんばって報われなかった。
今回の家族計画でもみんなに馴染もうと人一倍がんばりすぎて空回りしちゃう。
自己評価が極端に低いのよな。
それで頑張ることに手を抜けない。
じゃないといらない子になってしまうから。
でも健気で明るいんよ。
好きになる要素しかないやん!!
もうね。「頑張らんでも大丈夫!」って言って強く抱きしめたい!!!
そして初めてエッチする時の末莉マジ可愛い!!
そこつ者ってなんだよって思ってたら昔のことばでドジっ子の意味なのね。
言葉選びがなんか可愛い!!
そこつ者なのでもちろん初エッチは失敗します。
やっぱロリはいい。
そう再確認できた、いいロリだった。
エロ担当 高屋敷 真純(たかやしき ますみ)
母親担当。
30代。
隙だらけ。
甘えん坊。
巨乳。
この文字列だけでもうエロい。
口癖は「や~ん」
誘ってますね。
尻文字で返事(お尻をふりふり)したりします。
完全に誘ってます。
添い寝を希望したりします。
絶対に誘ってます!
年齢を気にするくだりはいつ見ても可愛い。
でもなんだかんだお母さんしていて、そこにいると和むキャラだった。
一人では自信がなく鬱っぽい真純さん。
だから頼られるとホイホイついて行っちゃう自主性のなさ。
結婚詐欺の男に再び言い寄られて毎日ヤリまくってたのはむかついた。
だけど、母親として頼られたり、人に必要とされたときは本当に頼もしく素敵な女性だった。
正直、真純さんはなんかハッキリしない性格があまり好きじゃないなと思っていた。
ただ真純さんは極端だけど、よくよく考えると自分も一人では弱かったと思う。
自信がなかったし、恥ずかしがり屋だったりした。
だけど誰かに褒められたり、誰かに頼られたり、誰かが背中を押してもらえり、誰ががそばにいてくれたから今は昔と比べれば自信ついたし、少しだけ堂々と前を向いて生きてこれた。
そう思った時、自分はあまり真純さんのことは馬鹿にできないと思ったし、色んな人のおかげで今まで生きてこれたのかなと改めて考えるきっかけになった。
無邪気100%のチャイナ娘 高屋敷 春花(たかやしき はるか)
無邪気すぎ!
自由すぎ!
食いしん坊すぎ!
そして生い立ちが不幸すぎ!
特に印象に残っているのが福引でのきんたま発言。
まじで噴いた。
あと早漏や短小など日本語が苦手だからか知らずに卑猥な言葉を連呼していた。
無知×下品はとても楽しく明るい気持ちにさせてくれることを教えてくれたキャラ。
そして春花ルートでは超恋愛だった。
生き別れの母親に会う為不法入国で何者かに追われていた春花。
倒れているところを主人公が助け、一緒に住むことに。
もう超いい出会いよね。
基本冷たい主人公は春花だけには常に優しいのよ。
母親を見つけても敢えて会わず満足する春花の想いを知った時とかの主人公はマジ恋愛してた。
俺が、おまえの、家族になってやろうか?はもうプロポーズなんよ!!
マフィアに攫われたときに助けたり、国に強制送還されるときの春花の悲しい嘘とかもうドキドキキュンキュンの恋愛しまくり!
パッケージの先頭にいるキャラだけあって、メインどころだなと思わせるルートでした。
孤高の毒舌お嬢様 高屋敷 青葉(たかやしき あおば)
ベジータタイプのツンデレ。
圧倒的に、そして威圧的に他者を排除する。
強情で決して他者の干渉を受け入れない。
そして悪口のレパートリーが多いんよ。
触れるもの全てを傷つけるキャラなんだけど、その傷のつけ方の破壊力がえぐい。
ただその反動で稀に見る照れだったりデレの破壊力が凄まじい。
あなた頬を赤くすることあるの?って、それだけでも驚いた。
青葉ルートでは徐々にとげが無くなって、人を受け入れようとする姿が微笑ましかった。
途中とげがなくなり過ぎてわけわからん事言ってたことがうけた。
そしてさすがは青葉様。
非常に好戦的なプロポーズは超ヤンデレ的で素晴らしい。
ヤバいです!
裏切ったら殺して自分も死ぬそうです。
得られなかった家族への信愛を、何か別の形を向けては増悪に変じさせていた青葉様。
不器用なおじい様の愛を知り、素直に愛を伝える大切さを知った青葉様の重すぎる愛はギャップもあり傍から見る分には素敵で感動した。
(自分には重くて受け取れない)
評価(10点満点)
シナリオ・・・8点
キャラ・・・6点
音楽・・・4点
良かったところ
・父親役の高屋敷 寛(たかやしき ひろし)の存在
この家族計画の発案者でもある寛はかなりの壊れキャラ。
既知外で主人公のやりとりがこの鬱々した世界観をドタバタコメディに変化させてくれる癒し。
そして時折でる名言。
なんか響いた。
そして個人的に一番好きなのが
どこかで自分も言ってみたい!
っと常にふざけたキャラだけどここぞという時に家族を守るかっこいいお父さんだった。
・キャラのバランス
家族の愛に飢えた7人の疑似家族。
その7人のキャラのバランスがこの家族計画の魅力の一つだと思う。
家族計画に反対、もしくは干渉したがらない主人公、青葉、準。
そして家族画に賛成、もしくは積極的な寛、真純、春花、末莉。
この半壊の状態から始まった家族計画ってのがすごいミソだと思う。
当然のようにめちゃくちゃ衝突するんだけど、主人公の活躍もあり少しずつ支えあって家族になっていくなかで、キャラみんながほんとにいきいきとしている。
他のキャラルートで別のキャラが輝いたり、違った一面がみれたりと、色んなルートをクリアするほどキャラの魅力見えてくるのも好き。
(青葉が火事のシーンで庇うところとかマジでアツイ)
この作品も学生の頃に気になって仕方がなかった作品の一つ。
名作って聞いてたけど本当に名作だった。
そしてたくさん泣いた。
一つのコミュニティを大事にするところで「この青空に約束をー」の良いところが似た雰囲気の作品だなと雑に思った。
自分は人の繋がりを大事にしないで生きてきた。
でも社会人となり色んな人と接して、失敗していく内に、人との出会いはすごく大事だってことを教わった。
今一緒にいてくれる人は当たり前じゃないし、いつかはいなくなってしまう。
だからこそ今繋がりのある人は大事なんだと思う。
人は一人では生きていけるけど、それはただ生きているだけ、みたいなのが作中にあったけど本当にそうだなと思う。
改めてそういうことを教えてくれた良き作品だった。
ゲーム情報(Wikipediaより引用)
スタッフ
概要
天涯孤独の主人公、リストラ中年、中国人の密入国者、家出娘、自殺願望の女性など、社会から冷たくされる者たちが擬似家族を作り、各々の過酷な運命から互いに身を守っていく姿を描いた作品である。
同じく山田一が手がけた『加奈 〜いもうと〜』『星空☆ぷらねっと』と並んで、D.O.社内で「社会派タイトル」と呼ばれていた作品である[1]。
本作の発売後、様々な家庭用ゲーム機などに追加要素を加えられて移植された。また、2004年7月30日には続編作品『家族計画 〜そしてまた家族計画を〜』も発売された。
※この記事の画像は全て【家族計画/D.O.】より引用