ボクたちはダイナミック・プライシングで消耗してる、やっぱり回転寿司とコンビニが好きって話
こんにちは。
突然ですが、ダイナミック・プライシング好きですか?
ぼくは昨日、八百屋さんにおつかいに行って半分に切られた大根を160円で買ってきて怒られました。いつもは80円くらいらしいです。
何が言いたいかと言うと、マーケットプライスにせよ、ダイナミックプライシングにせよ、値段が変わるのは面倒だってことです。
その点、コンビニや回転寿司はいいです。基本的にセールはないですし、いつ買っても定価で安心して買えますから。時価の寿司もたまにはいいですが、やっぱり緊張します。(トップ画像は、先週行った回転寿司で撮影した画像です。)
もっと言うと、ペットボトルのお茶の味とかどれでもいいので、プライベートブランドっぽいジャスミン茶を何も考えずに買えば108円で絶対買えます。ナショナルブランドの綾鷹とかはたまにTポイント還元とかやってるので危険です。
ダイナミック・プライシングのメリット
Lightblueでも業務として、受給予測や、受給予測に基づいた価格決定を行う最適化モデルの構築を行っています。
だから、社長であるぼくがダイナミック・プライシングは嫌いだっていうのはダブルスタンダードと言うか、よくないんです。知っています。
もっと言うと、適切な価格決定は、事業者の収益の最大化を実現できるだけでなく、廃棄ロスを削減できることで地球環境にも優しい素晴らしい技術です。エネルギー価格などに適用することで、需給バランスがとりづらい再生可能エネルギーの導入に貢献する技術でもあります。
個人としても、学生時代に九州に帰省するより安く、LCCで台湾旅行に行けたのも、ダイナミックプライシングが導入されていて、学生の融通がきくスケジュールだからこそ安く旅行ができていたのも事実です。
このようにダイナミック・プライシングは素晴らしい技術ですし、今後も様々な業界に導入が進んでいくと思います。
損したくないボクたち
でも、現状のダイナミック・プライシングは、損したくないという消費者の気持ちを揺さぶってくる悪いやつであることも事実です。この損したくない・失敗したくないという気持ちは厄介です。
ダイナミック・プライシングによる価格決定は本質的には、購入時点の需給に基づいて適切な金額が算出されているわけで、買いたいときに買って、その時の金額が示されるわけで、それが高くても安くても、失敗ではないはずです。
でも、もっと安く買えた事に気づいたとしたら、、ホテルでチェックインする隣の人が自分より安かったら、昔のトリバゴのCMの「シニア割?」ってなっちゃうわけです。
つまり、何が言いたいかと言うと、もっとユーザ体験を考慮したダイナミック・プライシングがあってもいいのではないかということです。
現状のダイナミック・プライシングにおけるユーザ体験
たとえば、コンビニにもダイナミック・プライシングが導入されると、オフィス街では、お弁当を買う時間を遅くすると安く買えるようになるかもしれません。逆に、混雑時は高くなるかもしれません。
でも、多くのサラリーマンがそのルールに慣れていって(馴化して)、13時半でも割引されなくなり、14時にランチを食べないと損した気分になる日が来るかもしれません。
ぼくは、自分の好きな時間に、何も気にせず買いに行って、損した気分にならない今の世界の方がいいなと思うわけです。
ユーザ体験を考慮したダイナミック・プライシング
つまり、ダイナミック・プライシングを導入する際は、消費者を損した気分にしないことが重要な気がします。
損した気分にならない条件は、いつ買っても定価以上に値上がりしないというのが最低条件ではないでしょうか。
他にも、商品の性質によりますが、変動幅の上限もあると思います。服を買うとき、同じTシャツでも半額以下とかになっていると、安く買えた喜びより、同じブランドの服を過去に定価で買ったときの失敗の気分が大きくなります。
航空券の場合は、2倍くらい違っても、そんなに気にならないかもしれません。(この違いは検討が必要です。)
このように、収益最大化だけでなく、将来的な顧客ロイヤリティも含めたプライシングという観点は非常に重要だと思います。
今後、ヒアリング調査や実験により、もっとこの辺の消費者意識を調べたいと思います。
そして、こういったユーザ体験を考慮したダイナミック・プライシングが導入されていくことで、消費者と事業者双方がメリットが有り、持続性の高いプライシングになっていくと思います。
実は、いま、過去にLightblueで働いていたエンジニアやデザイナーと、現行のダイナミック・プライシングに挑戦するような仕組みのサービスを企画しています。7月末頃に紹介できる予定です。
このようなユーザ体験を考慮したダイナミック・プライシングに興味がある方はぜひLightblueにお問い合わせください。
また、ユーザに寄り添った開発をしたいエンジニアの皆さんは、ぜひ一緒に働きましょう!
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