見出し画像

「サンタさんは誰なの?」という問いについての私の答え

どうも、私は一人っ子ですが、3人の子育てをしているSONOCOです。

さて、今日はこの時期ならではのこのテーマ。

サンタさんはいるのか?
サンタさんは誰なのか?

これについて私なりの答えが出たので、書いていきたいと思います。

サンタさんは誰なのか。

この、「サンタさんは誰??」
「本当はいないんでしょ?」
「絶対いるよ!」
「お父さんなんじゃない?」
「おかあさん説もあるよ」

よくある子供論争だと思う。

で、最近よく小3の長男が「サンタさんってお母さんっていう説があるんだよ」って私に言ってくる。

初めてそれを言われた時、内心すごくドキッとしたけれど、多分小学3~4年生ってちょうどそれぐらいの時期なんだと思う。

「サンタさんの正体は誰か」ということについて私も2つ懐かしい切ない想い出がある。

サンタは本当に近くで私たちを見ているのか?

あれはまだアパートの1階に住んでいるころの話。
年齢で言うと、6~7歳くらい。

お決まりの「サンタは煙突から」に対して、我が家には煙突がない。
ましてや、1階で屋根の近くでもない。

でも、父や母は言うんだ。

「サンタさんは近くでいつもいい子にしてるかな~?ってあなたの様子を見ているんだよ」

「いい子にしてたら、欲しいものがもらえるんだよ」

いつからか、私の中でサンタクロースは、「いい子にしていたら、欲しいものをくれる存在」となり、「欲しいものを手に入れるには、いい子にしていなければならない」という公式が出来上がっていたように思う。

さて、そのアパートに住んで1~2年目の冬。

「サンタさんが何が欲しいのかわかるように、お手紙を書いて、良く見えるところに置いておくといいよ」

と母が言うので、手紙を書いて、それを当時ピアノを習うために買ってもらったエレクトーンの上に置いた。
ただ、そこには、当時犬が好きだったので、「犬」と書いておいた。

そして、こっそり、本当に頼みたかったものを紙に書いて、クリスマスイブの夜、枕元に置いた。

クリスマスの朝、私の枕元に置かれていたのは、「犬のぬいぐるみ」。
ここで、私の中で、一つ仮説が立った。

サンタは心の中までは読むことができない
⇒”本当に”ほしいものをくれるわけじゃない。

朝になり、母や父が「プレゼント来てよかったね!」と言ってくれた。
つまり、プレゼントをくれたってことは、「1年間いい子にしてた証拠」のようなもの。

ただ、”本当に”欲しかったものが届いたわけじゃないから、めちゃくちゃうれしかったわけじゃなかった。

そして、私の中のモヤモヤはこのとき少し刻まれたのだった。

サンタは本当にいるのか?

そして、時は過ぎ、新しい家に引っ越してからの出来事。

確かあれは小学校4年生ぐらいの頃11月ぐらいだったかなあ。
もしくは12月ぐらいだったかもしれない。

未だにその時の情景を鮮明に覚えている。

あれは、夕食を終えて母が片付けも終わり、ちょうどキッチンとリビングの間にあるダイニングテーブルで、父と母が食後の団欒を楽しんでる時だった。

割と仕事が忙しく2人が仲良く揃って楽しそうに話をしている様子というのは珍しかったので、子供ながらに「今だ!」と思って近づいて行ったんだと、今は思う。

そして、2人にこう言った。

「うちさぁ、もう実は気づいてるんだけど、サンタさんって、お父さんとお母さん何でしょう??知ってるんだよねー」

実はこの時、2人がサンタさんであるということに確証はなかった。

でも、なぜそんなことを父や母に伝えたのか。

それは、私が「サンタさんっているんだよ!」って信じていたことを学校で話した時に、「サンタさんなんていないよ」「サンタさんって親なんだよ」と、むしろ「知らないの?!」みたいにバカにされた事があり、なんとか父と母に「そんなことないよ。ちゃんといるんだよ」って言って欲しかったから。

だから、あえて、カマをかけた。

「大丈夫。サンタさんはいるよ。」って言ってほしかった、ただそれだけだった。

すると、2人は「なんだ知ってたのか」というような表情で、「そうだよ。サンタさんはお父さんとお母さんなんだよ。そうか、もうわかる年なんだね~」と返ってきたのだ。


正直ショックだった。

そりゃそうだよね。

だって、「いるよ」って言ってほしかったんだから。

「いる」って信じていたし、「いるよ」って言われてきたし、そんな父と母を信じてきたんだから。

初めての裏切り、と言ってもいいかもしれない。

親になって

じゃあ、今、同じ親と言う立場になってどうか。

私たちは、子どもができたときに、

・サンタなんていない
・サンタはいる

まずこのどちらかを選ぶことができた。

ただ、周りを見渡せば、「サンタさんからのプレゼント」というフレーズや絵本などは多い。

そんななかで、「サンタはいない」という育て方は難しいし、寂しいと考えて、「サンタさんからのプレゼント」を始めた。

「サンタを信じてもらうには」

サンタを信じてもらうために、私たちがしたこと。

それは、クリスマス前に、私たち親からのプレゼントを探しに一緒に行く。
そして、クリスマスツリーの下にプレゼントだけ置いておく。

「プレゼントの置き場所が分かるように」と伝えて。

だから、クリスマスの朝まで、その箱は空けないのがルール。

空けたいけど、まだクリスマスじゃないから、というもどかしさと期待感を高めるために、あえてクリスマスまでは空けない。

そして、クリスマス当日。

「1.2.3...あれ!?プレゼントの数が増えてる!!!」

と言うことになる。

我が家にやってくるサンタは、子供たちだけにプレゼントを配るわけではない。大人にも来てくれる。(という設定)

「大人になったら頑張っても何も起きない。子どもは頑張ってたらプレゼントがある。」

というのが私の中でどうしても納得いくルールじゃなかったから。
だって、これだと、「大人ってつまんなーい」って子どもが感じてしまいそうでしょ?

まぁ、少なくても私が子供だったら、「大人になりたくない」って思ってしまうと思ったから、サンタには、ぜひとも年齢関係なく平等な対応をしていただきたいと思っている。

改めて、サンタはいるのか?

この質問に対する答えは、「YES」。

現場を押さえられたわけでもないのに、自ら白状する必要はないと思ってる。

それは、こどもが知らなくても「知ってるよ」と言ってくる可能性があることを身を持って体験しているから。その求めてる答えが、真実を知りたいわけではないことも知っているから。

だからこそ、私は、「サンタはいる」を突き通したい。

サンタは、赤い服をきて白いひげを生やしたおじいさんのことじゃない。

子どもの健やかな成長を願う大人の暖かい想いだと思っている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?