DTMステップ入力の基礎知識4(最終)
ステップ入力で、残ったVelとDevのところです。
まずVelはベロシティのことで、音の強弱を表します。
そのトラックに指定した楽器によっては、この数値で音色が大きく変わる場合もあり、演奏の味付けにも大きく関わってくるでしょう。
ここも数字の最大値は127で、数値が大きくなればなるほど強い音になります。
あまり強弱で音の印象が変わらない楽器は、そのまま127でベタ打ちするのもいいのですが、100くらいで揃えておいて強弱をポイントごとに付けていくと、より自然な演奏に近づきます。
例えば、1小節での頭の音を少しだけ強めにするとか、曲の終わりに向けて少しずつ小さくすることでフェードアウトも表現できます。
単純にボリュームだけで減衰させるのとは、また違った味わいが出せます。
また、Modulationなどコントロールのコマンドが指定されている場合は、ここの数値がコントロールの値になります。
音の揺れを深く浅くしたり、音の定位を左右に振ったりできるので、コマンドごとに試してみましょう。
最後に、もうひとつのDevはデヴィエーションのことで、音が鳴るタイミングを簡単に前後させることができます。
音が鳴るタイミングなので、基礎知識1で説明したSTを使ってもいいのですが、STで調整しようとすると以降のSTも含めて1小節の合計が1920になるように調整しなければなりません。
ここがABILITYの便利なところで、Devを使うことでひとつの音が鳴るタイミングだけを簡単に調整できるのです。
レコンポーザでは、ギターのストロークで下から上、上から下、と繰り返すのにも細かくSTで指定していったので大変でした。
さぁ、これでDTMステップ入力の基礎知識は終わりです。皆さん快適なDTMライフを!
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