Life of the Record:self-titledメイキング編感想(2/2)

ES小ネタアドベントカレンダー2020の14日目の記事です。

昨日の続きです。和訳が適当な点ご了承ください。

satellite

- 宅録ならではの距離の近さは魅力だけど本人的にはその先をいきたかった
- コード変更時のスクレイプ音が特によく聞こえるとかそういうのを売りにしてるわけじゃなくただ単に限られた機材で出した結果という見方
- 当時のレコーディングのシンプルなやり方の割に複雑な音が出せるのは手作りプリアンプのおかげだけど、凄まじいゲイン量のためエリオットが声量などに注意して扱った結果、とても繊細な曲に仕上がった

alphabet town

- Alphabet Cityにヘロインを入手しに行く話?もしくはその妄想
- 歌詞の登場人物などもエリオットが作り上げたというのが面白い
- 当時ヘロイン含むハードなドラッグはやってなかったけど、よく観察していたからこれだけ詳しく書けるよねって話
- 唯一本人が気にしてたのはビデオポーカーが止められなかったくらい

st. ides heaven

- Rebecca Gatesのボーカルがあっての美しさ
- 周りからのイメージがどうであれ、本来はウイットに富んだ人だし、そのユーモアのセンスがよく現れてる一曲
 (→????どこが面白いか教えてほしい)
- エリオットのことよくわからない人たちがありもしない話を勝手にでっちあげたりするのはやめてほしい

good to go

- 誰もマスタリングの知識がなく、オリジナル盤はマスタリングされてない
- DATマシンすら持ってなくてTony宅のDATマシンを借りてDAT形式に落とすだけのカジュアルさ
- Leslie宅から運ばれたリールをroman candleと同じやり方でミックスしたけけどミキシングの過程でちょっともめたしTony Lashはミキシングフェーズでいくつかドラム案を提示したものの全部は使われなかったと記憶している
- Leslieはテープを貸したけどエリオットはお金を払ってないことを気にしててDATテープなら買えるからDATにしたけどそれがマスタになり、そのままアルバムとなった

the white lady loves you more

- チェロを頑張った(たぶん Leslieの)音程はちょっとだけ外してる
- Slim Moonイチオシの曲
- チェロと他のパート(ギター・ボーカル)とのズレが不気味さを生み出している

the biggest lie

- 厳密には輪唱じゃないけど似た要素があるように感じる
- Larry Craneにとって「やりたいことは曲を書いてレコーディングすることだけどそれ以外はその2つをやるためにやらなきゃいけない」とエリオットが言ったのが印象的だった話
- メジャーレーベルとの契約がよかったとは思えない。彼がやりたいことをやればよかったのに自身の性格ゆえに周りにあわせちゃったのは残念

まとめ

恐怖や緊張や不気味さなどネガティブで不完全だけどむしろそこがいいみたいなコメントが多かった印象。
heatmiserとの両立への葛藤もありながら、前作のroman candleよりもいろんなことを工夫したり試した努力の賜物なんだなと思いました(小並感)

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