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天職はいつどこに転がっているか分からない

ベビーシッターという仕事に出会ったのは偶然でした。

2年前、当時7歳の息子に弱視が分かり、毎日2時間の訓練の為に働く時間に制限がかかり...
そんな中見つけた、『1日1時間から働ける!』ベビーシッターの仕事。
やりたかった訳でもなく、完全に時間の都合。

保育士の資格を取ったのは息子が4歳の時。
人の助けがあったから今がある息子の命と私の生活。

"次は私が子育てに悩むお母さんの支えになりたい"
その思い一つで踏み出した保育の世界。
就職先に選んだのは保育園ではなく、医療ケアが必要な子や肢体不自由の子どもが通う施設。

小さく生まれて病気を持つ息子を育てる私は、普通の子育てがうらやましかった。
月齢の平均に沿って増えていく身長と体重、育児書通りに始まる離乳食、時期が来たら歩いて、言葉を覚えて。
そんな当たり前の日常すら眩しかった。

きっと子育てに悩むことないんだろうなぁ。
気持ちは迷ったままスタート。

実際に伺ってみると

  • ハイハイしないとダメですか?

  • 寝返りが片側しかできないんです。

  • ごはんを丸飲みしてるんです。

  • 気持ちの切り替えが苦手で。

  • 指差ししないんです。

  • ずっと動いてるけど多動ですか?

溢れ出てくる悩みのオンパレード!
キラキラして見えてたのは私の幻想だったのか?とすら思えた。

本当は誰かに相談したかったのかな。
話を聞いて欲しかったのかな。
相談できる場所がなかっただけ?相手がいなかっただけ?

『私にできることたくさんあるじゃん!』
そんなふうに思えた。

悩みの種は違えど、どんなお母さんも悩みを抱えていると思うと少しだけ距離が近くなった気がした。
悩みに大きいも小さいもない。
つらいもんはつらい。それでいい。

子どもと遊ぶだけではない『なんで?』『どうしたらいい?』に答えられるプラス@の価値を提供できるシッターになりたい。
新たな夢もできて学びの真っ只中。

誰かに手伝って欲しいではなく、
「sonokoさんにお願いしたい。」

そう言ってもらえる存在であり続けたい。

人生で今が一番仕事が楽しい。

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