私の青春が朝飯前にそう歌ってくれるので

今まで座右の銘なんて自分にはなかったし、考えなきゃ出てこないものってそう言えるのかなと思っていた。生き方に指針がなきゃ生きてはいけないのか。違うと思う。ブレッブレの道を歩いてきた私にはわからない。今日の夕食だって迷う生き物なのに、なんで行動基準を決められるんだ。

ブレブレの私でも、世の中がもう少しだけ優しくなればいいなとは思う。ご飯が美味しいとか、ゲームのガチャが神引きだったとか。そんな些細なことでいい。テレビ画面の中の推しが今絶対私見た!目が合った!とかね。もはやそんな思い込みでも全然いいでしょう。概ね優しい世界になって欲しいものです。

好きなアーティストの曲に、「アサメシマエのヤサシイセカイ」という曲がある。中学から高校にかけての、私の数少ない青春。タイトルだけで、曲を聴くより前に、心にしみるときがある。この曲がそうだった。

思いませんか?優しい世界って朝飯前なのって。そんなわけないじゃんって。

現実はあんまり優しくない時も多い。仕事は大変だし、低気圧による不調、不安。ストレス・その他諸々でバッタバッタと倒れていく同僚、誰かしら休んで寂しいオフィス。なんだここ、地獄か。

そんな簡単に優しくなれないことは、誰でもわかっている。何か胃が痛いなあ、息苦しいなあ。

でもね、私の青春はそう歌ってくれたから。それが何だかよくわからないけど嬉しかった。え?優しい世界なんて余裕じゃん?みたいな。それに倣ってみる。だから私は朝飯前の優しい世界を座右の銘にしよう。

ぶっちゃけ、目立つ曲かと言われるとそうでもないのかもしれない。最近のライブには行っていないのでわからないけど。一番好きかと言われると違うと思う。反感を買いそうだけど、歌詞が全部素敵!とかでもない。抽象的な表現も多い。なのに歌詞の一部がとても刺さる。「嫌いなものが何かを語るたび、好きなものを忘れていく」そうだよな。好きなものを語った方がいいに決まってるよな、いいこと言うじゃん。そんなことも忘れる時がある。

聴いてください、GRANRODEO。

ただの宣伝というか、愛を書き連ねただけでした。それでは。

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