《理学療法士国試対策》模試240点の勉強方法
こんにちは
今回は私の国家試験勉強の方法を紹介します。
この方法で医歯薬模試240点を取ることが出来たので、同じ方法をとれば、皆さんも、似たような点数は取れるかと思います。
1.QBと国試の達人を買う
この二つは絶対買いましょう
正直他の参考書がなくても、この2種類があれば国試は受かります。
また、この二冊の併用が最も時間効率が良いからです。
2.過去問を解くべし
まず最初に過去問を解きましょう。ネットで検索すると、厚生労働省が過去問と回答を掲載しているので、過去10年分を解きます。
これで、まずは自分の実力と苦手分野、問題を解くために必要な時間などを把握します。
1年分毎に丸付けを行って、間違えた問題や、知らない用語について調べて書き込みます。
そして、間違えた問題の問題番号に回数をカウントするために『正』の字を書きます。
調べる際にQBを使用します。
最後のほうのページに各年の全ての問題番号毎に解説ページが書いてあるので、そこを開けば解説が載ってます。
稀に載ってない時がありますが、その時は飛ばします。
毎回点数も出してください。
①実地問題 1〜20番は1問3点
②専門問題 21〜50番は1問1点
③共通基礎 51〜74番は1問1点
④臨床医学 75〜100番は1問1点
この合計が168点で合格になります。
①②は考え方を問われるような問題で点数が伸びにくいです。
③④に関しては暗記だけで点数を稼げる鴨問題なので、点数がブレることは少なく、安定した得点源になります。
3.国試の達人を解くべし
国試の達人にはとても優秀な付録がついています。この付録の問題を分野毎に解いて、分野毎に丸付けし、間違えた問題についてはQBを読みます。
学習は共通基礎→臨床医学→実地問題→専門問題の順で進めます。
それぞれ対応する国達の色は、共通基礎=緑、臨床医学=オレンジ、実地専門=青です。
先に過去問10年分を解いて、苦手分野を把握しているはずですので、③共通基礎④臨床医学の点数が既に8割あれば飛ばして、①実地問題②専門問題をします。
①実地問題②専門問題は基礎ができていれば消せる選択肢が増えるので、基礎の勉強をしていれば勝手に伸びます。
それ故に、③共通基礎と④臨床医学は優先度が高いです。
しかし、これまでの授業をしっかり聞いていれば
ノー勉でも8割とれる難易度なので、
既に点数があればやる必要はないのです。
国試の達人の付録の素晴らしいところは、パーキンソン病の問題だけ、小脳疾患の問題だけ、というように細かく問題が分けられていることです。
国試では傾向と対策が重要です。
思い出してください。大学受験の時、今まで学んだ事を1からもう一度やり直した。なんて方はいませんよね?
受験する大学の過去問から傾向を見て対策を練り、範囲を絞って勉強したはずです。
この傾向と対策は国試でも使えます。
なんなら、国家試験は範囲が膨大すぎるので全範囲広く深くなんて勉強は無理です。
傾向と対策から効率よく勉強しなければ、勉強しているのに点数が伸びない人になります。
具体的な方法ですが、例えば、写真に載せたパーキンソン病は40回〜53回までの間で臨床医学の範囲に7問出ていますね。
この7問で問われている内容はしっかり理解し、今まで問われたことのない内容に関しては一旦捨てます。
今までの傾向と違う問題が出た時に対応出来ないじゃないかと思われそうですが、
国家試験問題は内容が一新して、出題傾向がごろっと変わることはないです。
急激な難易度変化が起きないように、前年の問題を参考に少しずつ変更するようにしているので、10年分の過去問全て答えれるようになればほぼ確実に受かります。
一応、今まで問われなかった問題も少しは出題されますが、
そもそもそんな問題は受験者のほとんどが拾えないので
無視して良いのです。
4.模試を受けるべし
模試は出来れば全て受けるようにしてください。
マークシートの練習とか、本番に近い空気に慣れるとかそんな理由ではないですよ?
模試を受ける目的は、全国で見た自分の学力を見ること。正答率の高い問題を落としてないか確認することです。
突然ですが、国家試験の合格率はご存知ですか?
だいたい8割が受かりますよね。つまり、模試で自分の順位が下2割だと国家試験で落ちます。
筆者が受けたこの模試の場合は、受験者8320人なので、だいたい6400位を下回ると落ちるということです。
全ての模試で下2割に含まれないようでしたら受かります。
この順位をみて、余裕があれば、勉強時間を短くして遊んでも構いません。
よく模試で国試合格点の168点を目指す人がいますが、大切なのは模試の点数ではなく順位です。
極端な話、平均100点の模試で168点なら国家試験に受かりますが、平均220点の模試で168点なら国家試験に落ちます。
つぎに、正答率の高い問題を落としてないかの確認をします。
このように模試を受けると正答率を公開してもらえます。
ここで正答率3割以下の問題は全て捨て問題とし、解説をチラッと読む程度で終わります。
正答率が3割を超える問題はみんなが拾える問題なので、しっかり復習、理解し覚えます。
国家試験は8割が受かるテストです。
正答率が低い問題はみんな間違えるので、合否にほとんど影響を与えません。
合否に大きく影響するのは、正答率の高い問題です。ここを拾える人が受かり、拾えない人が落ちるのです。
模試の復習はみんなが拾っている問題を中心に行います。
5.ラストスパート
ここまでの勉強を一月末までに終わるように計画を立てて行ってください。
2月からのラストスパートを説明します。
最初に『正』の字を書いた過去問がありますよね?そこの間違えた問題だけをもう一度解きます。国試勉強せずに正解した問題は、今でも解ける問題なので、わざわざ時間を割いてまでもう一度解く必要はないのです。
2月からは過去問10年分の問題で、間違えた問題だけに絞って2週目を解きます。
さらに、間違えた問題については『正』の字にカウントされていくので、3週目、4週目と解いて行き、全て解けるまで周回します。
6.2月から絶対にやってはいけない事
徹夜で勉強はやめましょう。
効率云々の話ではないです。必ずミスります。
2月からは試験当日のタイムスケジュールに合わせて、行動するのです。
私の場合試験当日は7時に起き、9時50分から試験が始まるので、2月からは当日とまったく同じで7時に起き9時50分に勉強を始めるというリズムで生活します。
こうする事で、当日試験時間に勉強のスイッチが入り、一日の内で試験時間が一番頭の働く時間になるのです。
・集中出来なくて問題文を読んでも頭に入ってこない。
・誤っているものを選べなのに正しいものを選んだ。
・2つ選べを1つしか選んでいなかった。
・マークミス。
・受験番号漏れ。
いままで経験ないですか?
国家試験は年一度きり、こんな凡ミスで落ちたら笑えません。こういったミスを防ぐためには生活リズムの調整が必須です。
7.まとめ
長くなりましたのでここまでの流れをまとめます
1.参考書の用意
QBと国試の達人を購入
2.過去問を10年分解く
QBは見直す際の辞書として使う
3.国試の達人で傾向と対策
QBで苦手分野を克服
4.模試で過去問以外の範囲をカバー
正答率3割以下は捨て問題とし、捨て問題に勉強時間を割かない
正答率の高い問題を解けるようにする
5.過去問で間違えた問題だけを周回する
6.2月からは生活リズムを調整する
8.最後に
以上私のおすすめする国家試験対策でした。
ボリューミーな内容でしたが最後まで読んでくださりありがとうございます
満点を目指さないのであれば、捨てるところは捨て、拾うところは拾い、効率よく合格しましょう。
これから受験する方の参考になれば幸いです。
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