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コーチングに学ぶ「共感」の伝え方

今日は、こちら

と、こちら

に続く、
「コーチングに学ぶ」の第三弾です。


前回の記事

でも書いたのですが、

人には誰でも自分のことを

受け入れてほしい

という欲求があるそうです。

誰かと信頼関係を構築したい時、

「心理的距離」

が近くなればなるほど信頼感は高まり、
受容度も高まるのだそうですが、

その「心理的距離」は
どうすれば縮めることができるのでしょう?

そこで今日は、

相手に「共感」を伝える方法

というお話をしようと思います。

そもそも、

共感

って何でしょう?

辞書で言葉の意味を調べてみると、

他人の体験する感情や心的状態、
あるいは人の主張などを、
自分も全く同じように
感じたり理解したりすること。

とあります。

誰かと話していて、

「その気持ち、わかるなぁ〜」

というようなことを言ったことがある方も
いらっしゃると思います。

相手と同じように感じたり、ということで
一見これらの発言をした時には
相手に共感しているように思えますが、
実はこれ、本当の共感とは
少し違うのです。

相手の気持ちに寄り添い、確かめる

ことが、本当の共感です。

例えば、子供が大切にしていたおもちゃが
壊れてしまい「悲しい」と泣いていた時、

「その悲しい気持ち、わかるよ…」

ではなく、

「悲しいんだね…」

というのが本当の共感です。

つまり、
こちらがわかるかどうか、ではなく
相手の気持ちにただ寄り添う。
これが本当の共感です。

ただし、「わかるよ」と言ってはいけない
という訳ではなく、
本当の共感でも相手の気持ちに対して
「わかるよ」
と言える場面もあります。

それは、

同じ経験をしたことがある場合

です。

共感で大切なことは、
あくまでも相手から

「この人ならわかってくれる」

と感じてもらうことなのです。

では、どうすれば相手からそのように
感じてもらうことができるのでしょうか?

コミュニケーションを取る時のポイントを
これからお話しします。
ポイントは大きく分けて3つあります。

まず、1つ目のポイントは、

相手に合わせる

ということです。
何を相手に合わせるのかというと、

話のペースや身振りなど

です。
話のペースを相手に合わせることを
「ペーシング」といい、
身振りなどを相手に合わせることを
「ミラーリング」といいます。

話すのがゆっくりな相手であれば
こちらも少しペースを落として話をしたり、
相手が脚を組んだらこちらも組む、
と言った具合です。

ただし、「ミラーリング」は
やり過ぎに注意です。
相手の仕草を真似するあまり、
そのことを相手に気付かれると

逆効果

になります。
やり過ぎず、あくまでも
自然に行なうのが大切です。

そして2つ目のポイントは、

話しやすい雰囲気を作る

です。

初対面の相手とこれから信頼関係を
構築していこうとする場合は、
初めの表情はやはり

笑顔

が良いです。
そしてこの時、「目の表情」も大切です。

「目は口ほどに物を言う」と言いますが、
口元は笑っているのに目元は真剣な表情のままでは、
少し怖い印象を与えてしまうかもしれません。

ただし、相手が相談事や真剣な話をしている時に
こちらだけ笑顔でいるのは不自然ですよね。
相手の話の内容に合わせて、
力は入れず、表情も相手に合わせるのが
良いでしょう。

また、目線の高さも重要です。

背丈の違いはありますが、できるだけ
目線は同じくらいになるように
すると良いです。

上から見下ろされているような状態では、
威圧感を感じてしまい話しづらいですよね。

そして割とやりがちだと思われるのが、

会話をしている時に時計を見る

ですが、これは逆効果です。
時計を見るということは
会話に集中できていないですし、
相手に「早く終わらせたいのかな?」という
印象を与えてしまいます。
会話の最中に時計はなるべく
見ないようにしましょう。

なお、可能であれば
椅子のみで会話をすると良いです。
間に机があると対立しやすい、のだそうです。

そして最後3つ目のポイントは、

否定をしない

です。

相手に関心を示し、
相手の言動や性格を否定せず、
ありのままの相手を受け入れる、
ということが大切です。

また、人は自分と似ているものに
親近感を抱くので、
会話の中で相手と自分との

類似性を見出す

というのも良いと思います。

最後におさらいですが、
相手に共感を伝え
「心理的距離」を縮めたい時は、

・相手に合わせる
・話しやすい雰囲気を作る
・否定をしない

の3つがポイントです。

この記事が皆さんのお役に立てたら幸いです。


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最後までお読みいただきありがとうございました☺️

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