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真女神転生Vヴェンジェンス発売でたまたま休暇になってうれしいので、しゃぶ葉いってくる。

 本日、真女神転生Vヴェンジェンス発売。めでてぇな、こりゃこりゃ!
 しかも、たまたま指定休が被ったので期せずしてメガテン休暇に。
 ワシがこよなく愛するメガテン。シリーズの派生のペルソナの世界的ヒットで、知らないところで格が上がっちゃった気がする。
 昔は変なやつしかしないゲームだったのに、ネットで急に持ち上げるファンが多くなってどんちゃん騒ぎしている。今までお前らどこに隠れてたんだ! オラ、探したぞぉ!

女神転生とは?

 神話の神々や伝承の悪魔が跋扈する破滅した東京を舞台に、悪魔と契約した人々をめぐる戦いの話。週末ディストピアものであり、日常が徐々に侵食され、物語冒頭で東京が破滅するのはシリーズの鉄板である。(ちなみに、東京が破滅するのではなく、東京はかろうじて生き残っていて、東京以外が跡形もなくなっているパターンの方が多い)
 世界を大きく二分する勢力(潮流)、力こそすべてのカオス、秩序を重んじるロウが、世界の覇権を取り合うという一種のイデオロギー戦争が勃発しているのも特徴。相容れない存在が互いの生存をかけて衝突し、東京を二分している。
 主人公のとった行動により、主人公の性質が変化。
 神々をも超える力を得た主人公は、物語終盤でも否応なく、どちらかの派閥に組み込まれていくことになり、敵対する派閥を壊滅させることになる。(カオスルート、ロウルートに分岐する)
 両派閥に属さない中道=ニュートラルになることも可能だが、こちらは両陣営と対立するルートになり、より熾烈さを増す。
 DQでいうと、魔王と手を取り合うこともルートもあるし、魔王と王様を切り伏せて世界を統べる神々をも倒すルートもある。しかもそれぞれバッドエンドともグッドエンドともつかない終わり方をする。主人公が強敵を倒したところで、世界に住む人間の意識はすぐには変わらないので世界が良い方向に変わるとは限らないのだ。(これがたまらんのである)

設定もたまんねえよな!

・進化した現代の悪魔召喚
 かつては召喚に儀式が必要であった悪魔召喚を、電子上のプログラムに置き換えるという斬新な設定。
 生体エネルギーを生贄に捧げることで、ポータブル端末やウェアラブル端末で悪魔召喚プログラムを走らせ、儀式を効率化。
 端末にアプリがあれば、誰でも使えるようにしたという、SFとファンタジーが融合した設定は、発売当時としては先進的な内容で後の創作物に大きな影響力を与えたとか与えなかったとか。
 しかし、誰でも使えるということは誰でも悪用できるということ。本編ではヤクザや暴走族なども私利私欲のために悪魔を召喚し使役して一大勢力を築いている。さらに弱者救済のための新興宗教も発生し、東京は混迷の時代に突入する。弱肉強食。強者による略奪は当たり前、正義に見える団体は効率的な搾取システムを構築、弱者は奴隷、人体実験、食料に。嫌すぎる!
 たった一つの発明。使う人しだいであるが、一度悪用すれば連鎖的に全体が悪に落ちていく。腐ったみかん理論! たまんねえんだこれが。
 しかし、この世界を生き抜くための最大の武器になる。主人公はこの悪魔召喚プログラムを使って、世界をやりたい放題生き抜いていく。

・登場する神も悪魔も妖怪もUMAも全部「悪魔」
 登場する神話上の神々や悪魔、妖怪、都市伝説、UMAなどは、人間に害をなす存在であるために、すべて一律に悪魔と呼称する大胆な設定。(種族天使、種族女神などの悪魔が存在する)
 大天使ミカエル、女神アマテラス、ドワーフ、ピクシー、スライムまですべて悪魔である。向こうからすれば人間の命など虫の命と同然であるため、気を損ねれば簡単に命を取りに来る。

・悪魔の所業、悪魔会話システム、悪魔合体システム。
 戦闘中、これらの悪魔と交渉することで仲魔に引き入れたり、強力なアイテムを手に入れたりできる、悪魔会話システムはメリットもあればデメリットもあり、交渉に失敗すれば敵ターンになり一方的に蹂躙。壊滅的な被害、悪ければ即死でゲームオーバー。(中毒性が高い)
 また、悪魔合体という、手に入れた仲魔を合体させてより強い仲魔を手に入れる手段もある。
 「向こうも簡単に命とってくるし、こっちもこっちで生きるために何でもやってやるからな!」
 合体素材として、悪魔をほだし仲間になればすぐに別の悪魔と合体させてしまう。町でナンパした男女をつぎつぎとつぎはぎの化け物に変えていくような真似をしている、そんな傲慢な人間が一番悪魔である。
 こうして、人間も悪魔同然の存在に落ちて行ってしまうのだ。(女神転生は正義の話ではない)

・危ない薬に匹敵するプレスターンバトル。
 真女神転生3で誕生したプレスターンバトルは、シリーズを特徴する強力なゲームシステム。1ターン分の戦闘では、1キャラクターに付き1行動できるが、弱点やクリティカルを発生するともう1ターン追加で行動できる。(敵も)(敵も)(敵も)
この戦闘、中毒性が高い。もう現実に帰ってこれなくなる。みんなさようなら。

そんな女神転生シリーズ最新作、本日発売!

 DQ、FFに続いて日本三大RPGと称されている。と、されることが多いが、出典は島田紳助が出演した任天堂のCMから。売上と知名度から他のRPGが上がることがある。ファンタシースター、テイルズ、マザーあたりが上がってくる。(今再定義すると、現代だと、FF、ポケモン、ソウルシリーズ?)
 が、ある一点で設定の斬新さ以前に罰当たりすぎて日本以外では公開できなかったのではないかと思う。こんなことができるのは表現の自由が守られている国だけだよ。 
 最新作ではアマビエに加えて、アフリカ、アシャンティの神々の参戦。死因策でリストラされていた悪魔の再録。謎の魔女の介入。そして、人修羅の参戦。人修羅の参戦!? なに? どういうこと!? あの病院も出てくるの!? 
 うひょひょひょー! たまらんぜ。

そして、わし。わくわくしながら6/14。公式のカウントダウン動画を見ながら、時計の針が12を差すのを待っていたわけであるが、ぜんぜんプレイできないよ! なんでだよ!
え、なに? STEAM版は本日6/14 13時から。くそったれ! お預けかよ!

というわけで、しゃぶ葉行ってきまーす。
平日の方が安いから。悪魔より肉やねん。すまんな。

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