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6月25日〜28日
6月25日は、ジョージ・マイケルの誕生日だ。
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ワム!のことを「ラストクリスマス」しか知らなかった以前のわたしとは違っている。「Wake me up be you go-go」「Club Tropicana」ソロの「Faith」も当時を知らない人間でも最高に乗れる音楽だって気づいたのはとても大きいことだと思う。
プライド週間にLGBTQである彼の誕生日があることは、とても意味があることだと思っている。
26日は、ポール・トーマス=アンダーソンの誕生日だった。
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「マグノリア」くらいしか観たことない映画監督なのだが、どうやら天才の称号を与えられているほど、素晴らしい作品を残しているらしい。「ファントム」や「リコリス・ピザ」これから観たい作品がたくさん出てきた。「パンチドランク・ラブ」くらいから始めてみて、拒否感がなければしばらく追いかけられる監督かもしれない。
その後「パンチドランク・ラブ」だけ観ることができた。なんだこれは?というくらい演出がぶっ飛んでいた。それに不思議な雰囲気と、コメディさがあるにも関わらず、ホラー的な要素まで付与されていた。複雑だが、もっとこの世界を感じていたいという欲求があった。
こんな映画は初めてみた。
結構映画は観てきて、だいぶ映画は詳しい気でいたのだが、まだまだ奥がある素晴らしい分野なんだなと改めて思った。
27日は、トビー・マグワイアの誕生日だ。
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彼の出ていた「スパイダーマン」を観た覚えがあった。しかし、どこか含みがあるいやらしさがその時のわたしは感じてしまった。
時間が経ってから、そういえばトビー・マグワイアの映画を他に観たことないと思い始めた。「サイダーハウス・ルール」を観て彼の演技の深さに驚いてしまった。
続けて「カラー・オブ・ハート」を観た。
かつてわたしの感じた思いはおおきな間違いだと気づいた。
「華麗なるギャッツビー」には親友のレオナルド・ディカプリオとの共演でも、やっぱり存在感を出してきた。
28日は古今亭志ん生師匠の誕生日だ。
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志ん生師匠は落語会昭和の大名人で、かつて戦地での慰問に行ったりするほどの人だった。噺の最中にうっかり高座で寝てしまって、起こそうとしたスタッフに客が「そのまま寝させてやってくれ」と言ったというほどの、お客に愛されていた人だったそうだ。
志ん生師匠の噺はYouTubeで聴けるが、少しばかり音が悪くて音だけではあまり判断できない。しかし、調子というかリズムというかが心地よい。これは息子の志ん朝師匠にも似た印象があった。談志師匠も志ん生師匠の芸をとても評価していた。
わたしが何年も前の噺家のことを知ることができかつそれを良いものとして判断できるのは、談志師匠による「基準」が大きいので、それを踏まえて志ん生師匠のことをしっかりと覚えておきたい。
誕生日、おめでとうございます。