起業型地域おこし協力隊公募・選考会 開催レポート
こんにちは。菊原です。
曽爾では、梅の花が満開の季節になってきました。
紅白の梅の花は、なかなか可憐でいいですね。
例年では曽爾高原の山焼きが2月に実施されるのですが、今年はどうも天候が合わずに、3月に入ってもまだ焼けていない状況です。
時間が経ちすぎると、ススキが芽吹いてきてしまうので、その前に焼いてしまわないといけないのですが、今年はいつ焼けるのだろうか、という話題が村の皆さんとのお話の中でのホットトピックだったりします。なんとも曽爾らしい。
さて、2月下旬に起業型の地域おこし協力隊(2期生)の選考会がありました。
昨年と同じく、募集いただいた方から、それぞれプレゼンをいただいて、審査員の方々から質疑応答する流れです。
審査の目線は、本気で事業を立ち上げるつもりがあるかどうか。
昨年度も審査はかなり厳しかったのですが、本年度もその覚悟とこれまでの準備が問われる真剣味あふれる質疑応答のセッションが、非常に印象的でした。
「手持ち資金はどれくらいありますか?銀行には相談に行かれましたか?事業プランに資金を借りようとすると、どれくらい調達できそうな見込みですか?」
「事業環境が悪化した場合に、どの点を重視し、どのように事業をピボット(方向転換)していきますか?」
「もし協力隊に採択されなかったとしても、曽爾でその事業をやりたいですか?」
「活動費はどのように活用するつもりか教えてほしい。」
「その活動をされる物件の目途はたっていますか?」
「お客さんをどのように引っ張ってくる予定ですか?」
「地域とのつながりをどのように構築していこうと考えていますか?」
「そもそも、なぜこのような事業をしたいのでしょうか?」
などなど、わたしも固唾を呑みながら展開を見守っていました。
事務局として審査会を通して同席させていただき、曽爾村の起業型地域おこし協力隊の選考においては、事業性はもちろんのこと、事業・住民の両面から地域との親和性があるかどうかの視座を非常に大切にしているような印象を受けました。
そして、無事合格された方は、これから移住に向けた準備を進めていただき、4月からフルスロットルで事業構築を進めていただくことになります。
いろんな事業が曽爾で立ち上がり、今までになかった光景がこの曽爾村で生まれていく。
そんな数年先の未来を楽しみにしながら、引き続き曽爾村の起業型地域おこし協力隊のみなさんをサポートさせていただきたいと思います。
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