weekly review20241012: LOCALからGLOBAL、お礼とお詫び、やらないよりやる偽善
LOCALからGLOBAL
2008年に楽天に新卒で入社。made in japanのサービスを世界で成功させる役割を果たすと心に決めて9年間全力で仕事した。楽天ブラジルの立ち上げから12カ国の事業管理までやった後、結局海外展開は失敗して、退社。何であんなに頑張ってきたのにやることも決めてないまま辞めれたのかわからない。
やることが見つからず、逃げるようにMBAに行き、それでもずっと海外に挑戦したい種を探し続けていた。ニューヨークではかなりの数の日本食屋台をやったし、コロンビア大に留学中はスタートアップもしようと試みたけど、ダメだった。帰国後、越境ECもスタッフが5〜6人くらいの所帯になるくらいまで本気で取り組んだ。食品の輸出もやった。どれもこれで世界に挑戦できる!というレベルまで引き上げられなかった。
手元に残ったのは遊びで始めたピザ屋。今年の1月からこれでやっていくと決めた。ただ、これで昔からの志でもある、made in japanで世界に勝負するができるとは思っていなかった。今週、Shogun Burgerの本田大輝さんと話す機会があった。彼が食で世界に挑戦する姿から、インスパイアされて、ピザ屋でも世界で挑戦してみようという気持ちに切り替わった。
日本で今のピザ業態を研ぎ澄ますだけ研ぎ澄まして、ニューヨークのど真ん中で勝負したい。
昨今の原料高騰を受けて、もう大衆ピザ路線はやめて、高級ピザでもやろうかなと思っていたけれど、いや、やってみようと思ったところから、どんどんアイディアが湧いてきた。
2000万くらいで勝負とか言っていたけれど、次の店舗に5000万突っ込んででも勝負してやろうと気持ちを新たにした。失敗しないと成功も成長もない。返せなくなった時は横になってしまえば良い。
今週は本当に良い話をいろんな尊敬できる人から聞けたし、自分の中の本音や埋まっていた行き場を探し続けていた巨大なエネルギーに触れることができた。
お礼とお詫び
何かとても重要な時間を割いてもらったり、とても申し訳ないことをした時は、お礼状、お詫び状を出すようにしている。習慣になっている訳ではないけれど、会社をやめて、自分で仕事をするようになってからは、かなりの量書いていると思う。
面倒だし、恥ずかしいし、ここまでやる必要あるかなぁとか思ったりするけれど、やってマイナスになるのは書くのにかかる1時間と紙代郵便代くらい。
こういうデジタルの中だからこそ、気持ちが伝わりやすい手紙。特に公務員とかでなければ、うちの冷凍ピザを一緒に送ってあげたりしている。
もらって嫌な気持ちにはならないよな。
やらないよりやる偽善
8月にピザ屋で今まで無償提供をさせてもらったひとり親世帯向けに夏休みの宿題学習支援&ピザパーティーを開催した。
200世帯くらいに連絡をして、結局5世帯しかこなかったけれど、とても意味と価値のあることをできている実感があった。もっと店で利益を出してこういう活動をやっていきたい。というよりやっていくべきだと、協力してくれたスタッフ、場所をかしてくれた教会の人たちの反応を見て思った。
前々からずっと無償提供以上のことをやってみたかった。ただ、場所が必要でスタッフにもタダで来てもらうわけにはいかないので、コストもかかる。少し迷いがあった。そんな時にうちのスタッフの一人が業務中に大怪我をした。そのスタッフを救急病院に連れていき、全ての責任をとって、労務局に行ったり、その人のフォローを100%誰に見られても恥ずかしくないくらい、しっかりとやりきった。幸い大事には至らなかった。そのスタッフに対してできることは何かと考えた時に、こんな良いお店の中での業務中の怪我だったら仕方がないと思ってもらえるような、そんなお店であるべきだと思った。怪我をしているスタッフが少しでもそう思ってもらえるようにと、前々から躊躇している学習支援もやってみることにした。
今回、12月のクリスマス前にも学習支援と無償のクリスマスピザパーティーをやることを決めた。今回はクリスマスなので、30世帯くらいは来るんじゃないだろうか。とにかくこういう意味や意義があることはやらないよりやる偽善と言われるように、とにかくやれば良いのだと思う。