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weekly review 2024/09/02~08: ピザ屋の理念、問題の整理

今週やった最も重要なことは2つ。ピザ屋の事業目的を書き直したこと。あとピザ屋の目標を引き上げた結果新たな問題が浮上したので、それについて考えたこと。写真は先日東京国立博物館でとても気に入った大日如来坐像。

何をどうしたいのか

コテンラジオをいつも楽しく聞いている。コテンのパーソナリティの深井龍之介さんが「会社のミッション・ビジョンとかいうのもうやめようかなと思ってる。正直ミッションも全然ミッションとか思ってねえしそんな義務感だけでやってなくてしっくり来ない。別に使命感もない。ビジョンもしっくりこん。 存在意義がしっくりくるから、組織がなぜこの社会に存在するのかを言語化するにがいいかもと思ってる。」と言っていた。

これに近しいことをずっと考えていて、このVision, Missionみたいな言葉にずっと囚われて気持ち悪かった。

何をどうしたいのか、何が大事なのか、どういう人と働きたいのかなど、そういう自分の考えている言葉、考えそのままをなるべく素直に言語化してみた。そして、スタッフの人たち全員が見えるところに貼って共有した。

<目指しているもの>
世界で戦うピザ屋(LocalからNationalからGlobal) 神戸→東京→ニューヨーク

<なんのためにピザ屋をやっているか>
①「安い・うまい・身体に良い」食事提供で地域社会に貢献
①  独自の活動を通じて地域社会の発展に貢献(無償提供、学習支援、etc.)

<大切にしていること>
A: お店はお客様と地域社会の為にある
B: 常に高いレベルを目指して仕事する(挑戦・革新)

<業務中の約束>
1. 安全最優先
2. お客様第一
3. 大人として責任ある振る舞い
4. あいさつの徹底
5. 怒りを行動・言葉で表さない

皆んなが共感できるかどうかは別として、特に会社を辞めてECの事業、飲食の事業を一から自分でやってきた中で起きたサラリーマンと現実のギャップ、実際に起きたトラブル、良かったこと悪かったことひっくるめて、一旦整理した。これから変わって行くと思うけれど、かなり自分の中ではモヤモヤしたものが言葉になった。

問題の整理

僕が今やっているニューヨークスタイルのピザ業態はPizza Sliceというお店が10年くらい前に開業して、日本に広まったものと認識している。4~5年くらい前からか、その業態の真似が盛んに始り、今では軒並みそういうお店は廃業して行っている。

Pizza Sliceというお店は、セレクトショップであり、お店の名前が既にアパレルのブランドと同じくらい魅力的であり、それを推している有名人もいるから、お客さんが来る。と僕は思っている。

だから、セレクトショップとして成立させられない程のブランドのお店がやったらお客さんは来ない。と思っている。

じゃあ、自分がずっとお世話になっていた1ドルピザだったら、お客さんがくる理由になると。当時ECが儲かっていたので、その余剰のお金で遊びで始めたのが今のピザ屋だった。

お客さんは来て、テレビの取材も何度も受けて人気店になったけれど、アメリカ人ほど外でピザを食べない為、客数が足りなかった。そこからコツコツと改善を続けて、3年連続で売り上げは上がり続けて、今はちゃんと黒字経営もできている。ここからさらに伸ばすために問題を整理してみた。

現状とあるべき姿のGAP=問題。色んな事象を一応3つに整理して今まで改善を続けてきた。ちゃんと結果も出た。取り組む順番としては①整理整頓清掃 ②品質サービス ③集客。この枠の中で目標とのギャップで出てくる問題を抽出して、潰していくことで、今まで業績が改善してきた。

今回問題を整理していた中で新しく浮上したのは(これ以上伸ばそうと思って目標を引き上げたら新しく出てきた問題・課題)、品質。ニューヨークピザというダサいモノマネから脱却して、唯一無二の、Made in Japanの新しいAmerican Pizza?、まだわからないけれど、そういうものがないと、これ以上伸びないしスケールしないと思った。

具体的には、チーズは自家製で六甲牧場から持ってきた牛乳からフレッシュモッツァレラを作る、野菜、魚は生の地のものを使う。←そしてこれを圧倒的に安くする!この方法を考える。などなど。

お店のコンセプトもニューヨークスタイルから脱却する。日本とアメリカンピザのヒュージョンを独自の形でブランドにする。決まっていないけど。

神戸は1858年の開港以来、欧米文化の玄関口であり、歴史もある。それを使ってpizza laとかがやってくれたアメリカンピザのローカライズ(照り焼き、焼肉、明太子ピザなど)を外食、世界に通用するレベルまで昇華する。などなど、今考えている。


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