♟人生ゲームで遊ぼう♟ ~税は財源ではない?🤔~
お父さん「今夜はみんなで人生ゲームをしよう」
太郎くん(小学5年生)
あきこちゃん(妹、小学3年生)
「いぇーい!」「やったー!」
シロ(愛犬)
「ワン!」
お母さんはゲームマスターですが、今日はいつもと違う様子。
いつもは最初の所持金をみんなに配ってゲームを開始しますが、突然変なことを言い出します。
お母さん「今日はお金がないから、あなたたち自分で稼いで私に配ってからゲームを始めます。」
そのように言って、ゲームのコインやお札を全部ゴミ箱に入れちゃいました。
シロ
「クゥーン...」(ゴミ箱を覗き込んでいる)
太郎くん
「でも、お金がないからゲームができないよ?」
お父さん「(今日はそういう日か...)みんな、とりあえずやってみよう」
あきこちゃん
「バイトのマスに止まった!給料ちょうだい!
あれ、でもお金がないもんねぇ。。」
お母さん
「じゃあ、私が新しいお金を作りましょう」
(紙を切って急いで手作りのお金を作る)
太郎くん
「え!そんなの通用するの?」
お母さん
「そうそう、実は私がゲームマスターだから、お金はいくらでも作れるの。」
シロ
「ワンワン!」(お母さんの手元を覗き込んで興奮している)
あきこちゃん
「えー!じゃあどうして最初に『お金がない』って言ったの?」
お母さん
「実はね、私がわざとそう言ってみたの。みんなに大事なことを気づいてもらいたくて」
(手作りのお札を見せながら)
太郎くん
「あっ!つまり...お母さんは最初からお金を作れたってこと?」
お父さん
「そうそう!これって実は現実の政府とそっくりなんだ。
政府はお金を発行する力を持ってるんだよ」
シロ
「ワン!」(急に真面目な顔)
あきこちゃん
「じゃあ...税金集めなくても、政府はお金持ってるってこと?」
お母さん
「そう!私たちが『お金がないから税金を集めます』って言うのは、
実はちょっと違うのよ」
太郎くん
「でも学校では『国の予算のために税金が必要』って習ったよ?」
お母さん
(微笑みながら)
「じゃあ、こう考えてみて。このゲームでお母さんが最初に『お金がないから集めます』って言った時、みんなはどう思った?」
あきこちゃん
「できっこないって思った!だってお金ないのに集められないもん!」
太郎くん
「あっ!」(目が輝く)
お父さん
「その通り!政府がお金を発行できるのに『お金がないから税金をください』っていうのは、
お母さんが『お金がないから集めます』って言ったのと同じくらいヘンなことなんだ」
シロ
「ワンワン!」(尻尾を振って大興奮)
お母さん
「はい、じゃあゲーム始めましょう!」
(みんなにお金を配り始める)
あきこちゃん
「お母さん、さっきは騙したみたいだけど、すっごく大事なこと教えてくれたね!」
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