バクラヴァに殴られた。


世の中には頭のおかしい食べ物が数多く存在する。今まで食べた中でも上位のものが

バクラヴァ

というお菓子。

中近東やカフカス(アゼルバイジャンなど)、中央アジアといった地域で人気のある甘い菓子(ペイストリー)。オスマン帝国で発明された。フィロ生地の間に刻んだクルミ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、アーモンドなどを挟み、焼き上げてから濃いシロップをかける。

引用:Wikipedia


LOTTEのパイの実よりも一回り大きくつやつやしていて、ナッツをたっぷりサンドしてあり、砕いたものもまぶされている。

申し訳ないことに、写真を撮り損ねたし買ったお店の名前すら忘れてしまった。自己承認欲求お化けInstagramerとして恥ずべきことだと思っている。


2年ほど前、トルコの有名な洋菓子店が銀座に出店したことをきっかけに、日本でもその名が知られるようになったらしい。

カルディでも販売されているようだ。商品リンクを貼りたかったが、ずっと混雑でオンラインストアにアクセスできなかった。ので、自力で調べてほしい。

情報は待っていてもやってこない。欲しいものは己の力で手に入れるものだ。



事前情報で、

この世の何よりも甘い

ということだけ知らされていた。
甘い食べ物は好きなので

お手並み拝見と行きますか(首の骨ポキポキ)
くらいの感じでいたのだが、一口食べただけでノックアウトされた。


濃いシロップをかける

とWikipediaの説明にあるが、かけるどころじゃない。もうシロップでびしょびしょになっている。噛んだ瞬間に広がるのは染みに染み込んだシロップ、シロップ、シロップ。ハンバーグから溢れる肉汁、といえばイメージしやすいだろうか。

噛めば噛むほど、生地に染みたシロップがこれでもかというくらい溢れてくる。

ナッツの香ばしさもクソもない。ナッツの存在など初めからなかったかの如く掻き消すほどの量と、甘いという形容詞ですら泣いて逃げる甘さ。暴力的な◯◯とよく言われるが、暴力そのものだと思う。


完全に舐めてかかっていったが、見事にフラグ回収してしまった。食べた瞬間から馬乗りで殴られ続けているみたいだった。

もしかしたら、たまたま買ったお店がそういうつくり方をしているのかも知れないが、もう挑戦する勇気はない。



調べたら、1個で平均200kcalもあるらしい。ちなみにパイの実は1個23kcalだそうだ。


10倍???


アホなの???



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