The PEAKS R10 榛名山
初PEAKSとなる熱海2参戦後、次戦 R8奥日光を控えた2か月前の骨盤骨折。
泣く泣く奥日光をDNSし、次なる R9 大山に復活参戦したものの 2度のパンクと機材トラブルにより 足切りDNF。見事復活のフィニッシャーを狙っていただけに 当初は満足感優勢だったものの日を追うにつれ やはりフィニッシャータオルを掛けて貰いたかった.. という思いが強く残った。
そのリベンジとなる今回の10回記念となる R10榛名山。
コースプロフィールを知れば知るほど
"これはマズイ、一般ですら時間内はおろか完走すら危ういレベル💦”
であることが判り、夢に描いたフィニッシャー街道wは藻屑の泡となりそうな気配..。
原点である 厳しいPEAKSを取り戻そう・・
などという運営の良からぬ計らいを内心恨みながらw
「何とかせねば・・」と焦りを感じて年の瀬を迎えた。
とは言え 年明け早々 ローラー三昧で実走皆無、
2月~3月初は AJパーマネントブルベに傾注し
3月中盤に ようやく 雛鶴~鶴~裏和田のヒルクライム
4月はまたブルベ三昧、5月GWにやっと 榛名試走w
R10試走だけは必須課題だったので2日間に分けて ST2を除く4本試走。
試走タイムを元に 計画を立ててはみたものの 制限ギリのカツカツ。
2日に分けて試走したタイムを元にしているので、5本連チャンでこのタイムが出せるわけないと思うと絶望しかない始末。
努力惜しまず・・であるところを 本番の奇跡にすがることにする。
残りひと月で そうそう速くなるわけでもないしねぇ..
とりあえず沢山実走して耐久性は確保しておきたいことから 400kmと600kmのブルベを組み込んで、最後はヤビツで仕上げとした。
そして迎えた前日受付、
高崎駅まで輪行移動し、未踏のST2登りを経由して受付会場へ。
タイム的にはほぼ予想チャートに近いタイムであったので少し安堵。
ただ両脚ふくらはぎが 両方攣りそうになり、こりゃアカンと赤信号。
受付を済ませ 事前予約のTシャツと キャップを購入。
そそくさと宿に移動し、風呂にゆったり浸かる。
本番の明日は 4時起き(朝食4時30分で頼んだので)、19時には消灯睡眠。
4時起き、お櫃の米を全部腹に入れて会場へ。
満を持してスタート。私は 一般A1組。
ST1は稼ぎどころではあるが むやみに頑張らず まずは一定ペースで。
短縮4分ではあるが 何とか目標はクリア。
6分以内に離脱すべく、塩おにぎりをポケットに入れ バナナ2切とアンパン1個を飲みこみ ST2へ下る。
ST2への下りは試走の際に走っているので事情は解っている。
唯一ミスコースが考えられるものの とにかく右折オンリー。
チェックだけ済ませて 速攻登り返し。
ST2登りは、二の鳥居から先3kmが激坂。
3km長いわ~ と思っていたけど前日のアプローチで 休む箇所が3か所くらいあるのが判っていたので 踏ん張れて、目標より13分短縮。
エイドに戻り、またバナナ2切と アンパン、クリームパン、もう一つのパン。水を補充し 今回最も苦手な ST3へ。
ST3への下りで落車があったらしく スタッフからの注意喚起。
ここの登り、下から地味に辛いことが試走の記憶だったので ここも上げ過ぎないペースで淡々と 後半の激坂に備える。緩くなるつづらで頑張りすぎると 直後の14%越えでダメージが大きいので、呼吸を整え脚を休めながらつづらをクリア。試走で足つきしてしまった激坂をシッティングでこらえてパスする。
なんとか 貯金はキープ。
エイドで またまたバナナ2切を掻き込み 名物塩おにぎりカレーを飲み込む。今回のカレーは 汗だくの身にはちょっと重かった、塩分補給でキノコ汁にしておけばよかったと後悔。ミニどら焼きっぽいのを2つポッケに入れ ST4を目指す。
ST4への下りは、道も良く 稼ぎどころ。
ST4では 三河屋さんに 「スピード違反してないよな?」とツッコまれ
もちろん40km/hですよー(模範解答) と腹話術で返す。
今回の一番の懸念、ST4登り。
イケヒロさん曰く「サービス区間」らしいけど 自分には3本終わった後の比較的緩いココが 一番のダレ処だと予想していた。
幸い 一般A3組も加わって かなりの人数、前後参加者が視界から消えることが無く おかげでモチベーションが切れることなく登りきれた。
試走の際に とてつもなく長い・・と感じた心象は この日さほど無かった。
ここにきて貯金減。
ここでも バナナ2切、パン1つ。速攻離脱で ST5へ。
ST5への下りも 試走済みなので 5分短縮。
残すところ 2時間。時間内完走が見えてきたので
口直しに 自販機で缶コーヒー。
終盤の激坂に備えて さらに抑え気味に序盤まで進める。
前には貧脚組のお二人、この人たちに遅れなければ 時間内は確実だな・・と確信。前半 脚を貯めたせいか 中盤過ぎまで快調。
RYUさんと美辞麗句さんとスライドし、
「よしよし、変態と言えど 流石に追いつかれることはもう無さそ、ゴールまで逃げ切れそう」と安堵する。続いてパンダさんが追っていた。
下るフィリップさんに声かけて、そう離れてない後ろには たらさんが来てるハズなので ピークまでは追いつかれまいとペース上げて 激坂区間へ。
試走時にも感じたけど ST3のほうがキツイし苦手。
ST5登り後半は 斜度の変化が少なくて 一定で辛抱すれば いずれ終わる。
一緒にピークを越えた方に 「ようやく終わりましたね!!」と 思わず声をかけ ラストを一緒に下りウイニングランの直線へ。
ケガからの復帰戦、R9大山を不本意な終わり方してしまい 時間内完走できたら号泣しそう、 そう考えると涙ぐんでしまうのだけど 実際ゴールしてみると ヤッターという感想しかなく笑みがこぼれるw
榛名山は 熱海2よりもハードなコースだった。
しかしながら熱海よりもダレずに走れたし色々な面で楽しめた。
天候が良かったせいもあるけれど やはり顔見知りが増えたことで 楽しみ方の幅が拡がったことが大きい。自分の走りだけではなく 他の参加者の状況を思い描き一喜一憂しつつ走れる楽しみが増えたことが今回一番の収穫。
奥日光の参加賞タンブラー、大山 不完全終了だったため 封印していたけど ようやく 封を開けることができるわ~。
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