死ぬことばかり考えてしまうのはきっと生きることに真面目過ぎるから
寒くなってきました。
わたしは例年この時期になると冬眠に入ります。
出来るだけ活動量を減らして、現状維持に努めるのです。何故なら、そうしないとすぐに倒れてしまうからです。
倒れるとどうなるか?布団から這い出せなくなります。お風呂に入るのもしんどくなります。ご飯を食べることさえ億劫になります。
つまり、鬱状態になるわけです。鬱状態になるとどうなるか?体が動かず、節々が痛み、頭痛に悩まされます。
外に関心が向かなくなり、自分の内側にのめり込みます。過去の辛いことばかり思い出されて、後悔で涙が出ます。心がいつも満たされず、喪失感を味わいます。意味もなく寂しくなり、泣いてしまいます。
何より
心が痛いのが一番辛いです。これはやっていいのかどうかわからないのですが
余りに心が痛かったとき、痛み止めのロキソニンを飲んだ事がありました。
体の痛みも心の痛みも脳は同じ部位で感じると何かの本で読んだ覚えがあるからです。
お医者さんがこの部分を読んでいたら怒られそうですが。
とにかく、それくらい心が痛むんです。
そういう状態を、わたしは『半期に一度の総決算』と呼びます。
心の棚卸と称して、悲しむだけ悲しみ、泣けるだけ泣きます。この状態の時は誰に相談しようが、どんなカウンセリングを受けようが症状が治ることはないからです。
悲しみは大抵、過去からやって来ます。だから今までわたしは過去は振り返らず前だけ見て生きようとポジティブシンキングを実行していました。
けれども、ポジティブシンキングには無理があると実感しました。辛い時は笑うといいよ、と言われて無理に笑ったり、自分の状態を客観視したり、分析したりして、自分の心を散々ズタズタに切り裂いてしまっていたことに気付いたからです。
ある時、ふと思いました。
人間なんだから、ネガティブな時もあるし、ポジティブな時もあるし、そのどちらにもギアが入らないニュートラルな時もある。
そうか、普段から心をニュートラルにしておけば良いんだ。手付かずのそのままにしておけば良いんだ。と気がつきました。
じゃあ、いつもニュートラルな状態を保つにはどうしたらいいと思う?
わたしは一人暮らしなので、自分で自分に話しかける時が良くあります。その時も独り言のように、どうしたらいい?と自分に問いかけていました。
ジャッジしなければいいじゃない?あなたは他人にジャッジされるのが嫌いでしょ?
それでもあなたは自分をジャッジする事が良くあるよね?自分に厳しく、まだ駄目だ、もう少し努力出来る、完璧に言葉が決まらないと話しちゃダメとか、たくさん自分をジャッジしてるじゃない、ダメ出ししてるじゃない?
そうなんだよねー。それ、過去に母親から言われ続けた呪縛だよね。
そんな呪縛なんか捨てちゃえば?呪縛を捨てると、自分をジャッジしなくなるし
自分をジャッジしなくなると、どんな立場にある人の事もジャッジ出来なくなると思うよ。
あ、そうだね。そうしよう!
自分で自分の心の声を聴いているうちに
どうやら生きるヒントを見つけたようです。
自分の心の中にある答えがあなたの人生にとって最良の答えです。
わたしは冬場、どうしても体が動かない時は心の声を聴く時だなと思いあたりました。
そう、この長い冬場を乗り切るには、自分の心の声にじっくりと耳を傾けながら、カタツムリのようにのんびりのんびり成長を遂げていけば良いのです。
きっと、春には布団のさなぎを抜け出して軽やかな蝶に変容することでしょう。
そう思えば、冬場の布団暮しもそう悪いものじゃない。布団に包まってじっとしていられるのって、実は物凄く幸せなことじゃないの?
物事にはいい面も悪い面もあります。その良い、悪いは自分のジャッジに過ぎず、ジャッジというのは自分の幻想に過ぎません。
幻想を逃れて、物事をありのままに見える素直でキラキラした眼を持ちたい。
子どものようにまっすぐで年老いた翁のように深い眼差しを持つ人間になりたいと思っています。
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寂しがり屋の意地っ張りなわたしですが
ありがとうだけは素直に伝えていきたいと思っています。
ありがとう♡てんきゅ♡愛してます♡
♡筒井詩月♡