インナースペース・トリップ 魂の旅路
① 宇宙は入れ子状態になっている
インナースペースとマクロスペースが潜在意識化で繋がっていることは
前回お話しした通りです。
宇宙は簡単にいうと入れ子状態になっています。
マトリョーシカというロシアの土産物の人形をイメージしてください。
最も大きなマトリョーシカがマクロスペースです。
その中に入っているマトリョーシカが地球です。
地球に存在する人間魂の中にはいっているインナースペースが、最も小さなマトリョーシカです。
そしてそのインナースペースのマトリョーシカの中にはさらに延々と小さなマトリョーシカが入っています。
ちょうど、手鏡を持って大きな姿見に自分の体を映し出した時に
延々と自分んの姿が鏡に反射するのと同じイメージです。
ざっくり理解してください。イメージだけ理解できればOKです。
宇宙の仕組みは簡単ですが、細密にあらゆるところに魂は散らばっていて
それは各々、人格を持って存在しているのです。
その細密に広がって点在する場所がパラレルワールドととらえていただきたいと思います。
厳密にいうと、量子力学では、パラレルワールドというのは波動である、ということが言えます。
光も、音も、人間を構成する原子、電子、量子もすべて波です。その波が
振動してバランスをとっているのが宇宙の実態です。
光が魂の源で、光は波動ですから、この世の中は、ホログラムの立体曼荼羅
ととらえることが出来ます。
この世の中がホログラムの立体曼荼羅であると私に教えてくれたのは、
天才サイエンストにして、天才経済学者のJohn Hackmanという人物でした。
ネットではサトシと名乗っていました。
サトシ・ナカモト、ビットコインを発明した人物
です。
すでにネットでは忘れさられているようですので、事実を記したとしてもさほど問題はないでしょう。
ごく普通の一般庶民として、ごく普通の民家にごく普通に暮らしていました。
② ここで記すべきはサトシが何者であったか、ではありません。
この世の中はホログラムでできた立体曼荼羅である、という事実が
科学者によって検証されていた、ということを説明したかったわけです。
信じて信じなくても、あなたの世界は変わりません。
信じても信じなくても、あなたの世界はあなたが望んだように構成されているからです。
前回、仏法の南妙法蓮華経が潜在意識にある願望を現実化させるというお話しをしました。
何妙法蓮華経は音ですから、波動です。光と同じような波です。
その波は、www. インターネットが世界中に通信網を広げているのと同じような状態で、宇宙に遍満しています。
その網の目になった状態は森羅万象を貫きます。
南無妙法蓮華経という音は、宇宙の根本原則の名前ですので、その名前を呼べば、宇宙意識は何らかの返答を返してくれます。
インターネットにアクセスするようなものです。
しかし、波動は低い波動から高い波動まで10段階に分かれています。
1.地獄
2.餓鬼
3.畜生
4. 修羅
5.人界
6.天界
7.声聞
8.縁覚
9.菩薩
10. 仏
この10段階です。
そしてこの世界は、どこかよその世界にあるわけではありません
あなたの心の中、魂のインナースペースの中にこの十段階のすべてが同時に存在しています。
そしてそれは、ある条件、因によって縁が生じると説かれています。
原因があって結果が生じるのです。
③それぞれの世界の実相
1.地獄は物事が思い通りにいかず苦悩する状態の魂
2・餓鬼は、物を得ても、何かを食べても、知識を得ても、まだ足りない、もっともっと、と飽くことなく欲する欲望に塗れた状態の魂
3.畜生は、ゴリラがマウントを取るように、立場が弱い物を食い物にするようなマウント合戦や弱い物いじめをしなければ自分を維持していけないような
弱肉強食の世界を現わしている魂の状態
4.修羅は、人と争い、人に勝ちたい、勝つためには手段を択ばないという
心の状態
この四つまでを、三悪道、四悪趣(さんあくどうしあくしゅ)といい、大変波動の低い生命状態、魂の状態を言います。
5.人界は文字通りのひととして平穏にくらしている状態で
6.天界は、さらにお金も地位も手に入れて、悠々自適に過ごしている状態を指すでしょう。お金を得て、そこそこ知名度もあり、好きな旅行をして、百万人のフォロワー数を誇る、西村博之さんの住んでいる世界なんかがそうなんじゃないかな、と想像してみてください。
7.さらに声聞界は、天界に飽き足らず、研究と精進を重ねて、知識の宝庫を目指している学術に携わっているような人、学びの世界にいる、学びを志向する、論理的な方々、意識高い系の方々が声聞界の住人と言えます。
8.そして縁覚、これは、インスピレーションを得て、素晴らしいアートを作る
クリエイティビティ溢れるアーティストなんかがそうですね。勝手に悟るっていう感じの人がそうでしょう。
9.菩薩は、自分のことを顧みずにひたすら他人のためを思い、慈悲の心で人を救いたいと願う人、医療関係、介護、看護、ヒーラー、セラピー、ボランティアに携わる人なんかが当てはまると思います。
10.そして仏、仏界と言いますが、これはもう悟りの境地、物事がすべて自在に自分の思い通りになり、(心の中では、ですよ。実際に欲望がすべて満たされているというわけではありません)何事が起きても悠然と試練を乗り越えて行ける勇者、それが仏です。常に人の矢面にたち、弱い人々を救おうとする慈悲に満ち溢れた人のことです。
仏とは、通常亡くなった人のことを指すのですが、法華経は、人の生命、魂は永遠である、と説くので、生きている仏、悟った人をいう概念を採用するのです。そして、この考え方、思考は、スピリチャリティにあふれた
ダイナミックなとらえ方なのです。
④地獄にも仏界があり、仏界にも地獄がある?
これらの10の世界観は単体では生じていません。
まさに立体ホログラムのごとく、光の当たる角度によって
地獄でも仏界をみたり、仏界でも地獄をみることがあります。
天界で地獄に落ちたり、修羅界で菩薩界を現わすこともあります。
地獄でも仏界があるというのは、例えば、これ以上不幸な人は見たことがない、という人でも、楽し気に楽観主義で暮らしている人がいるという事実で説明可能です。
たとえば、五体不満足の乙武洋匡さん。
普通、生まれながらに手足がなかったら、普通の人は絶望して親を恨み、人生を投げだしたくなると思うんですが、彼はもともと手足がない状態でも、
普通の人以上に人生をエンジョイしていらっしゃると思います。
手足がない状態で不倫が出来る、というのがすごいです。それだけ彼には人間的にも男性的にも魅力がある、ということです。そしてそのことで非難されてもしれっとして西村博之さんにいじられながら楽しそうにくらしています。
ああいう状態がわかりやすい仏界状態なのです。乙武さんがさとっているか否かは乙武さんではないのでわかりませんが、見た目で説明するとそんな感じということです。ほんと、ざっくりですみません。
初めてこの記事を読む人にどうやったら説明できるか考えた時に乙武さんのイメージが出てきたもので。何があっても楽観主義で乗り越えられる人のことを仏と言えると思ったのです。
どんなに恵まれていても、自分を不幸だと思う人はたくさんいます。
しかし、どんな状態に今あなたがいたとしても、その中に希望の種は必ず入っているのです。入れ子状態になって。
生命の流れというものは激動の急流のようです。
あなたの魂はいつもじっとしているわけではありません。地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天、声聞、縁覚菩薩と、この九界を巡り巡って、日々をくらしているのです。
それでは、どうしたらその魂を鎮めて、あなたがあなたらしい人生を送って行けるのか?
次回はそのことをお話ししていきましょう。
あなたの魂の旅路が、素晴らしいものとなりますように。
ボンボヤージュ!!