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死ぬ事ばかり考えてしまうのはきっと生きることに真面目すぎるから

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『ふきのとうは、ただだった、ということとベーシックインカムについて語ろう』




寒くて、買い物に出かける気がせず、

1週間くらい、ごま昆布とか、手作り胡麻味噌とか、キムチと納豆とかの

ご飯のお供で誤魔化していたのだが、

とうとう、食材が調味料だけになった


買い物に行かねばならない。


もう、人のいる場所に行くのは嫌だ。


こんな時は結婚してたときの、いい思い出ばかりが蘇る。


クッソ〜。買い物行きたくない。

家から出たくない。そんな時、元旦那は

仕事帰りに必ず買い物して来てくれた。

結構使い勝手のいい旦那さんだったのだ。


なんで別れちゃったかな?と思うと、


わたしは昔から、なんでも1人で出来る人だったから、人に甘えることが下手だったんだよね、と

思い当たった。


適度にあざとく甘えて、「ねぇこれ欲しい」


とか言っていればよかったんだよね。


しかし、それをせずに、自分の人生は自分で作るんだって、頑固なまでに思ってそれを実行したから、今の平和な自分がいるのだ。


いいところはたくさんあったけど、やっぱり元旦那さんはモラハラだったし、

お財布は渡してもらえなかったし、それじゃあ働くよと言っても、外に出してもらえなかったし、


嫉妬深くて、ちょっと仕事で男性に電話する時も、誰に電話してるんだ?とか逐一うるさかった。


あとは自分が気に入らないことがあると暴力振るっていた。


あー、やっぱり1人がいいわ。

好きな時間に寝て、起きて、大好きな

モノを書くことが出来て、それを見られてあーだこーだ言われることもなくて


本当に自由って最高。


だから、買い物くらい、1人でいけるもん。


いや、はじめてのお使いじゃないし。

前置きが長すぎた。


わたしは、歩いて10分の駅前北口の西友に足を運ぶ。


今日は野菜を買い溜めする予定である。


一人暮らしが長くなると、本当に毎日の食事がどうでも良くなる。


最近野菜を全く食べていない。


体が野菜を欲しているよう。


という事で、ブロッコリーとキャベツとにんじんと玉ねぎ、長ネギを買い物籠に投入。


さて、レジへ…


と、思った瞬間、小さなパックに五、六個詰め込まれたあるモノが目に止まる。


そして、値段も。


税込、198円?なんじゃ、そりゃ?

さすが、都内のスーパーだわ。


ちょっと呆れた。


それは、ふきのとうのパックだった。


そう言えば、買い物に行く前に、ああ、

田舎じゃそろそろふきのとうの季節だなぁと考えていたのである。

田舎に住んでいる時、野菜はただ、だったわ。朝起きて玄関ので戸を開けると、長ネギ、白菜、ジャガイモ、山菜、まるで、笠地蔵のお地蔵さんがいらっしゃったんですか?

くらいの勢いで、近所の農家さんからお野菜の貰い物がたくさんあったのだから。


お返しになんか持っていかないとなあと思って、趣味でケーキを焼いていたのでケーキやクッキーをちょこっとお裾分けするくらいだったんだよね。

ふきのとうなんか、道端に雑草のごとく繁茂していた。

それが?その雑草が200円?


200円あったら、クズ苺2パック買えた。それでジャムを作ってまた、お裾分けしたりして。


こと、食べ物に関しては豊かな生活だったよな。


と、いうか、人間とは食べたモノで出来ているんだから、食べ物が豊富、ことに野菜が豊富って、より良く健康に生きるために1番大事なことなんじゃないだろうか?


確かに都会は、知り合いも居なくて自由にできるし、仕事をするには便利なのだろうけど、コロナで自粛になってから、

都会に居ようが、地方に居ようがそれほど大差ないように思えたりする。


ただ、わたしが都内に住んでいるのは、

離婚後精神疾患が悪化して、生活保護と自立支援、精神障がい者年金を受けるのに好都合なだけであって、もしも地方に居て、生活保護を受けても、乗用車を持つ事が出来たら、地方で暮らしていたと思う。


地方は車が無いと、仕事はおろか、通院も出来ない。地方で生活保護を受けるということは、最低限の健康で文化的な暮らしをしてはならない、という事に他ならない。


コロナで、仕事を無くしたり、D Vが悪化して、離婚する率は年々高まっていると思う。


都内は車は高級品だからダメでも、電車やバスなどの交通機関が発達しているから暮らしていけるが、


せめて、地方と都内の生活内容の差を鑑みて、生活保護を受けても、仕事をする気があるなら、軽自動車の保持を認めて欲しいと思う。


支援とは、支援される側が、一番手当して欲しい部分に手を当てる事だとわたしは思う。


杓子定規なお役所仕事はそろそろ罷りならない時代に変えていったらどうだろう。

それには、ベーシックインカムの導入が最も適していると思う。突然BIと言う単語が出て来て面食らう方もいるかもしれないが、

BIについての詳細は後に述べる事として、生活保護受給者が増加する事が、ベーシックインカムの制度化を早める手立てになるような気が、わたしはしている。


さて、夕飯の時間だ。

ふきのとう味噌もなんとかレンチンで出来上がったし、茹でたてのブロッコリーとふきのとう味噌と、かき卵汁で美味しい夕ご飯を頂くとしよう。

ベーシックインカムについてはまた、今度。


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