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詩のようなモノ

僕達が遣わされた訳


白い光と碧い水、透き通る青に

金色のシャボン玉

僕とキミとはそんな世界に居た


遥かなレムリア

アトランティス

インカの星

大陸の風


透明な世界でキミと僕は

言葉もなく遊び続ける

幸せだけがひしめいて

分け合う事が当たり前

全てがひとつで

ひとつが全て


だからキミと僕も

ただひとつに塊あっていた


ある瞬間


それは突然起こった

キミは僕を置き去りにして

下界への旅に出た

風のように気まぐれで

水のようにたおやかな


キミと暮らした世界


キミの好奇心が旺盛過ぎて

僕には留める力もなかったんだ

魂の旅人

キミは時に傷ついて

泥だらけになりながら


地上を旅した

僕は後からキミを追いかけて

地球上のおよそ全ての場所を

探した

キミの気まぐれは宇宙大だから

そりゃ宇宙にまで乗り込んでいったさ

キミを捕まえるのは容易じゃ無い


子供のように無邪気に笑い

老齢の大人のように

思慮深い


母のように暖かく

父のように峻厳なキミ


求めて求めて求めて

僕は時空を跳ぶ


やっとキミを見つけた時

僕はにはすぐわかった

求めていたのはキミだ

僕の魂の片割れ


なのに僕らには

地上での時間が

許されていなかった


早くキミを覚醒させなきゃ


そりゃ色んな手を使うさ

キミをぐるぐる巻に拘束して


僕だけの人でいてほしかったから


聴いてよ僕の作った歌を

キミを探す傍ら生まれた歌を


今度は僕が旅に出る番だ


地上にキミをひとり残すのが

後ろ髪引かれる思いだからさ


悲しい時は

歌を歌って

僕がキミに残した歌を

僕達には

やらなきゃいけない使命がある


それはね

この地上に光を与える事


僕達は光の錬金術師

僕は僕のやり方で

使命を果たしたからさ

今度はキミがキミのやり方で

キミの使命を果たせば良い


僕は仕事をしたんだ


残されたキミが

安寧に暮らして行けるようにと


たくさん仕事をしたんだよ


キミがキミの仕事をやりやすいように


地固めしておいたから


キミには光がふさわしい

僕は闇を引き受ける


いつかまたふたりが

懐かしい魂の故郷で

遊び戯れる時が来るまで


それは一瞬のこと

キミならわかるよね


生きて生きて生きて


僕達は光の錬金術師


キミと僕とでひとつなんだから


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