1925年放送開始のラジオ番組
Grand Ole Opryは1925年に放送開始して現在も放送してるラジオ番組。
Youtubeチャンネルもある。
(歌ってるヴィンス・ギルは2017年にグレン・フライの後継としてグレンの息子と共にイーグルスに加入した。)
元々はNational Barn Danceというタイトルの番組で、シカゴで放送されていたのがナッシュビルに移りGrand Ole Opryと番組名が変わったっぽい。
『Barn Dance』とは。
直訳すると『納屋の踊り』で、別に決まった形式などはなく、お家パーリィみたいなもんっぽい。
ラジオが普及して「楽器無くても家で踊れるじゃん!」ってなってBarn Danceをするようになったんかなぁと推測。
前に記事で禁酒法について書いたけど、真っただ中なのよね。
で、禁酒法の時代って材料を自分で買って家で密造酒作ってた人もいるわけよ。
元々酒場でやってたのがご自宅でできるってなったら、この時代だったらやるんじゃないかなぁと妄想。
当時のラジオの値段がどれくらいで、どの階層の人が利用できたのか、酒場以外で聴けたのかってのがわからんので具体的なことはわからんけど、こういう妄想しちゃうじゃん。
で、このGrand Ole Opryに最初に出演したのが当時77歳だったフィドル奏者のUncle Jimmy Thompson。
(↑1927年のレコードから。録音音源4曲しかないっぽいのよ。)
1939年には「ブルーグラスの父」なんて言われてるビル・モンローがこの番組のオーディションに出て、レコーディングしちゃおうぜって話になったり。
10代のプレスリーが出演してたりと。
南部の音楽産業の登竜門的な番組が現存してるのよ。
カントリーしかやってないのかなぁと思ってYoutubeのチャンネル見てたら
Keb' Mo'が出てた。
んー、カッケェ。
今はブルース、ゴスペルなども演奏されてるそうな。
カントリーを聴いてる人は保守層が多いけど変化もあるのだ。
この番組については自分がいつも参考にしてるこの本でも触れられてる。
この本に書いてあることがほとんどだけど、カントリー、ブルース、フォークのつながりについてはいづれ書く予定。
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