なぜマンホールの蓋は丸いのか?
道を歩いていて、ふと思う。
道の真ん中にあるマンホール。
あれは、なぜ丸いのか。
三角だったり、星型だったら、使いづらそうだし、まだわかる。
だけど、丸じゃなくて、四角でもよかったはずだ。
なぜ丸くしたのだろうか。
逆に、丸いものが他にないか、調べてみる。
そうするとあった、お風呂の排水溝だ。あれば、丸い。
丸い方が水が流れやすいから、丸にしたのか。
だが、線の長さで言うと、四角い方が、長さは丸より長い。
長い方が、水も流れやすいよね。
うーーん、ここで降参!ネットサーフィン。
色々と書いてあったけど、一番しっくりきたのがこの理由。
「丸いと、外れた時も、落ちないから」と言うもの。
え、でも丸くても外れたら落ちちゃうんじゃないの?と思ったけど、計算してみると確かに落ちない。
例えばマンホールの蓋が四角形だったとする。
そうすると、こんな形になる。
ちょっと解説してみましょう。
一辺の長さを1m×1mの正方形の穴とする。
そして蓋を少し大きめの1.2mだったとしよう。
ふつうに考えれば、穴より蓋の方が大きいので、ヒュ〜〜と落ちてしまうことはない。
だが、これを斜めにするとどうだろう。
1m×1mの斜めの長さは√2(つまり1.4mくらい)だ。
この1.4mという長さは、蓋の1辺の長さである1.2mを超えてしまう。
だから、斜めにして蓋を入れると、ヒュ〜〜と落ちてしまうのだ。
だが、一方円であれば、直径の長さはどこを取っても変わらない。
だから斜めにしようが何をしようが、蓋は落ちていかないのだ。
マンホールの蓋って、明らかに重そうだもんね。
落ちたら大変。修理や工事で下に人がいた日なんて最悪だ。
ということで、理解できました。
なぜマンホールの蓋は丸いのか。
それは蓋が下に落下しないようにするため、でした!