なぜ医者の給料は高いのか
ふと思ったこと、なぜ医者の給料は高いのか。
高いというのは、日本人の平均年収と比較してという意味である。
Googleで平均年収と検索すると、トップに出てくるページでは、432万円とある。
そして、平均年収 医者で検索してトップに来るページでは、なんと医者は1,696万円。
え。。。
まじか。
レベルが違いすぎる。この違いは何なんだろうか。
まず持って、なれる人は少ないだろう。
専門的な知識が必要になるから、専門の学校に通わなければいけない。
要は育成に時間とお金がかかる。
だからなれる人も限られてくる。
需要と供給のバランスで、医者に診てもらいたい患者は多いのだけれども、それに医者の数が追いついていない場合、需要と供給のバランスが崩れ、ググッと、医者側が要求するもの(給料)が高くなる。
では、日本では医者が足りていないか?という話になる。
実際足りていないらしい。下の表を見てほしい。
人口1000人あたりで、日本は医師の数が2人・・・まじか。
医師1人で500人の患者さんを診なきゃいけない。
ドクターコトー先生より大変だよ。。。あそこは島民500人いないでしょ(いるか)
だから、20万人くらいしかいないんだね。日本にお医者さんは。
次の疑問。
どうしてこんなに医者が足りていないの?
希望する人が少ないのかな。でも今なれば高給取りだし。ドラマとかの影響で、いいイメージあると思うんだけどな。
ババーと調べたら、制度を厳しくしたのが原因見たい。
というのも、2006年に、卒後臨床研修制度っていうのを導入したんだって。これは、大学卒業しても2年間はどっかの病院で学生として働きなさい。まだキミは医者じゃない!!っていう、ザ研修期間で、この2年間はお医者さんの増えた数が実質ゼロになっちゃった。
だから、その煽りを受けて、少なくなっちゃったってことみたい。
要は制度厳しくして、一人前になるまでの期間を長くしたから、医者になるまでの人が少なくなったってことみたい。
これは別にいいよね。去年まで学生でした〜〜って人が医者ヅラしているよりは、ちゃんと実習してきた先生に診てもらった方が断然良い。
いい制度だったと思う。でももう2019年だよね。もうだいぶこの制度も地に足付いてきたんじゃない?
と思って、調査を続けたところ、この研修制度は医師のレベルをあげるっていう結構いい感じの目的では実はなくて、国の医療費の問題と関係があるみたいだということがわかった。
どういうことかというと、医師が増えれば、それだけ患者の方も病院に行きやすくなって、医療費が増える。そうすると、国の財政を圧迫する。だから医師の数を減らすために、研修制度を作ったらしい。研修制度で2年間の修行期間を作れば、その間にやめる人も出てくるからね。
なんと。。。いいと思ってしまった自分が恥ずかしいし、何より、国のこの姿勢がムカつく。まあ、国を維持していくためには、必要なことなんだけどサ。
だから、医者に高額な給料を払うのは国民。んで、医者を増やさないようにして、国費をあまり出さないようにしている国。
要は、医者の給料が高いっていうのをよくよく考えると、国民の負担が増えているってことに行き着いた訳でした〜〜。
いや〜〜、勉強になった。
やはりギモンに思ったことには、何かしらの意味があるね。