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『察する』ことが出来る人は損をしている?

本日のテーマは『察する』です。

あなたの周りに、「察しがいいなこの人…!」と思うようなお方はいますでしょうか?

よく会社の中だと上司部下の関係で、『察することが出来る=仕事もできる』とか言われたり、家庭の中でも夫婦間では、『察してくれない=理解する気がない?』とか。

喧嘩の火種になる時もあれば、はたまた評価される要因にもなる『察する』。

本日はそんな、「察する」ことについて、出来る人は損をしているのでは?と思ったので一緒に考えていきましょう。

1.そもそも『察する』とは?

[動サ変][文]さっ・す[サ変]
物事事情などをおしはかってそれと知る。
 推察する。
「気配を―・する」「―・するところ何か隠しているだろう」
他人の気持ちをおしはかって同情する。
 おもいやる。
苦衷を―・する」
「彼の悲しみは―・するに余りある」
深く調べる。
人物体質を―・する学者
中村訳・西国立志編

引用:デジタル大辞泉(小学館)

いくつか意味があるみたいですが、ここでは3.を除いた、「相手の気持ちを推し量る」
認識でいきましょう。

この「相手の気持ちを推し量ること」は、現実と二次元上では大きな違いがあるんですよね…

表面上には見えないけれど、相手の気持ちを考える。ここまではまだいいのですが…

現実においては、「察している」ことの証明が必要になるのです。
それには、アウトプットが必須となります。
察したことを口に、もしくは表情に出し、”分かっていること”を表現する必要があるのです。

2.なぜ察することが出来る=損をする?

さて本題です。
なぜ察することが出来る人は損をすると考えたのか。私の考えを簡単に図解しました。

察した後の分岐
察しのいい人の末路

上記のようなことを考えると、察しの悪い人、いわゆる鈍い人と思われていた方が楽なのでは?と感じた次第です。

一度『察することのできる人』とレッテルを貼られれば、その人はその時は称えられても、それ以降の見る目や求められるハードルが自然と上がっていきます。

出来ないことを当たり前と思われることはなく、『あなたならできるでしょ』、『できたはずでしょ』思考。

そして当人は自然と出来ていたはずのことが恣意的に求められるようになり、気を配る必要が出てきたり。。

3.察する能力もほどほどに。

ここまでとやかく言ってきましたが、
簡潔にまとめるならば。。

もちろん『察する能力』は誰しもが使える訳ではないので、必ずあなたの強みです。人としてモテる要素です。

しかし、時には自分のために、『鈍い』ブランディングも必要かもしれません。

周囲の人は、察してもらえることを当たり前と思わず、その人の存在に、有難みを噛み締めてください。

そして、『察する力』に自覚のあるみなさま。人一倍何かに気づいてしまう皆様だからこそ、肩肘張りすぎず、ゆるくいきましょう。

それでは皆様、本日もお疲れ様でございました。

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