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流行りのオレンジワイン3・・飲み方
Sommelier Due の3分で読めるワインコラム。2人のソムリエがワインのアレコレを会話形式で解説してゆきます。
「オレンジワイン」とはフルーツのオレンジではなくて、その色合いがオレンジ色に近い色なのでそう呼ばれています。白ブドウを赤ワインを作る製法で作ると果皮の色がでてこのような色になるんですよね。
ソムリエ K (以下K)さて、そのオレンジワインなのですが、人気の理由の一つには料理との合わせやすさにもあると思います。
ソムリエ T (以下T)そうですね。私も様々な料理と合わせてみてそう思うのですが、まず白ワイン、赤ワインに比べてかなり汎用的に合わせやすいですね。
K 料理と合わせやすいと言えば「ロゼワイン」がそうだけど、それに近い感覚だね。どちらも白、赤ワインに比べたら味わいにメリハリがない。
T 白ワインほどハッキリと酸味が効いてなく、赤ワインほど渋味が効いてない。だから辛味の効いた料理とか香辛料をふんだんに使った料理にも合わせやすい。中華やエスニック料理にもいい。
T この北イタリアのオレンジワイン シレ 2018 /ファットリア・モンド・アンティコ ロンバルディア州の自然派の生産者の作るシャルドネのワインです。餃子などの中華にも寄り添いましたね!
K そしてオレンジワインは出汁の効いた和食などもいいね!特に日本のオレンジワインは和食にもピッタリです。この ハナミズキ・ブラン2019/奥野田ワイナリー はサバの塩焼きにも合いました。サバの脂っぽさを上手く消してくれます。
T (※)グラヴネルやラディコンのオレンジワインとは、ちょっと勿体ないとは思いますけど、2000円台で買えるオレンジワインとは中華や和食とどんどん合わせて欲しいですね!
(※)グラヴネル、ラディコン・・どちらも北イタリア、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、オスラヴィエという地域で意欲的にオレンジワインを作り始めた生産者。いわば「オレンジワインの先駆者」「オレンジワインを世に広めた立役者」です。
Sommelier Due 2人のソムリエという意味の造語。2人の気に入ったワインを置いているワインショップです!ワイン1本1本に2人の解説が付いてます。