雇用形態いろいろ、代表的な雇用形態 ~その違いを解説~
こんにちは、お仕事ソムリエママです。
「働く」っと言っても、雇用形態にも色々あります。
実際に営業をしながら、私は色々な会社の雇用形態や制度を見てきました。
聞きなれない方は分かり辛いかもしれまんが、できるだけ分かりやすく解説していきます。
正社員
雇用期間に定めのない正規雇用、いわゆる正社員。
会社の就業規則上の定年まで雇用されることが前提の就業形態です。
役職や業務によって、月給制と年俸制があります。
月給制の場合は、賞与が別途支給されます。
★年俸制でも1/12を月々払う会社もあれば、賞与分を除いて、
14分の1(年2回それぞれ1カ月支給)、
16分の1(年2回それぞれ2カ月支給)の支払いなど会社によって様々です。
契約社員
雇用期間に定めのある(有期雇用)の非正規雇用です。
1年契約の場合、契約更新もありますが、基本最長3年までとなっています。
契約社員の中には、月給制契約社員もあれば、時給制契約社員もあります。
・月給制:正社員に近い働き方。
フルタイムで週5日というパターンが多いです。
・時給制:時間給制は、パートタイム的な働き方。
週に2日の時短勤務等の多いです。
*会社によっては、賞与(寸志)が支給されるところがあります。
嘱託社員
雇用期間に定めのある(有期雇用)の非正規雇用です。
契約社員と似ており、厳密な定義はないようです。
これまでの経験を踏まえ、私の中では区別があります。
それぞれの会社の就業規則やルールによって異なりますが、契約社員と嘱託社員の違いは、“採用方法”にあると認識しています。
・契約社員:
雇用する場合は新規採用するポジションとして、オープンで募集します。
・嘱託社員:
オープンに募集せず、既に勤務経験のある方を雇用切替する場合。
*会社によっては、賞与(寸志)が支給されるところがあります。
ケースA:定年後のシニア継続雇用
一般的に60歳で定年退職した方が同じ会社で再雇用の働き方を選択した場合、嘱託社員に切り替わるケースが多いです。定年前は役職がついていた方が一線を退き、働き方を変るて継続的に時間と収入を減らして働くというイメージです。
以前は60歳から受給開始されていた老齢基礎年金を受け取るために(労働による月収が多くなると年金がもらえなくなく)、労働月収を抑えて働いていた方も多かったのです。
しかし現在では老齢基礎年金の受給開始が65歳からが基本となり、60歳から受給開始する場合は繰り上げ受給制度を申請しなければいけません。(繰り上げ受給は年金受取額が減額される)
★老齢厚生年金については、特別支給の老齢厚生年金を受給することができます。(ここではあまり詳しく書きませんが、60~64歳まで男性の場合は昭和36年4月1日生まれ以前、女性はその5年後までの方が対象)
ケースB:派遣社員やパートタイム勤務からの切替
派遣社員やパートタイム勤務として既に勤務実績はある方が、何らかの理由により直接雇用への切替や、勤務時間を増やして社会保険加入する働き方へ変更する場合。(会社によっては、雇用切替で契約社員とする場合もあり)
勤務実績が5年以上やそれ以上のベテランさんのイメージです。パートとして働いていた方でも、長く専門的な業務をされていた方もいますし、以前は派遣社員に3年という期限がなかったため、勤続10年以上の大ベテランさんもいらっしゃいました。
そのようなベテラン層の雇用切替が嘱託社員のような認識です。
(全国転勤や異動や業務配置換えのある正社員は希望しない方等)
パート・アルバイト
雇用期間に定めのある(有期雇用)の非正規雇用です。
契約社員の時間給の働き方に似ています。
違いは雇用する会社がどちらで採用するか。
大手企業ではパートやアルバイトといった雇用契約はあまりなく、中小企業や個人経営、店舗系の雇用において、パート、アルバイトといった雇用形態が多いように思います。
その理由は、大手企業はパートやアルバイトといった、少しライトなイメージを想像させる雇用形態は行わないのではないかと思っています。
・労働者からの情報漏えい(プライバシーマーク)等の観点等
・私的なSNS利用等への徹底
様々な研修を備え、労働者に対して会社のルールを知ってもらい、あなたは「社員の一員です」という意識を持たせる目的もあるのでと思います。労働者にルールを守ってもらうことは、会社としてとても重要です。
派遣社員
雇用期間に定めのある(有期雇用)の非正規雇用です。
時間給での働き方です。
契約期間が短く、3カ月サイクルが一般的です。
(中には6カ月、1年の方もいらっしゃいます)
契約更新もありますが、最長3年までとなっています。
専門的な業務経験を持ち、時間給が高めに設定されていることが多いです。
(今は未経験のお仕事もたくさんあります)
これまで説明してきた雇用形態と異なる点は、間接雇用であることです。
派遣社員の場合は、雇用主が「働く会社」ではなく、「派遣会社」です。
雇用主が「派遣会社」となるため、社会保険(雇用保険、厚生年金、健康保険)は派遣会社で加入し、有給休暇も派遣会社から付与されます。
一時期ドラマでもやっていたので、馴染みのある方も多いと思います。
*稀ですが会社によって、寸志が支給されるところがありました。
★以前は通勤交通費は支給されないケースが多かったのですが、同一労働同一賃金が導入され、交通費が支給されるようになりました。
まとめ
いかがでしたのでしょうか。
各々会社によって、就業規則や制度(ルール)、雇用形態やその他条件は異なりますことを予めご容赦ください。
今はユニークな就業規則を導入し、話題を呼ぶ会社も増えてきましたね。
少しでもお役に立てれば嬉しいです。
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