本屋の、本屋による、本屋であるための矜恃。
巨悪な組織に立ち向かう弱小の個人が最後には勝つ、という簡単な構図のドラマなんかと違って、これはとてもリアルで、でもリアルだからこそすぐに何かプラスの結果が出るとも限らない凄く根本的な意思表示だと思う。
自分はどう受け止めて、どう考えて、どう行動するのか?というのが問われるから一人一人の答があっていい。
少なくとも、こういう勇気ある行動というか自分の意志を表明する本屋さんがある、ということ。
そして、それをカッコイイと思って応援したいと思う人間もいるということ。
このコーナータイトルにもある「華氏451」が皮肉にも現実味を帯びてきてしまっているという、2020年の日本の政権を記録として残すために。
50年後の人たちが「あの時が始まりだった」と、正しき書物を読むために地下に隠れなければならない、なんてことにならないようにするために。
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