製鉄と工場見学
父が、八幡製鉄(今の日本製鉄)に勤めていた関係で、自分は、子どもの頃に起業祭と言う工場の記念日の祭りで製鉄所を見学している。
やっぱり迫力がある。あのもの凄い熱を帯びた銑鉄が、板状になり、その厚みがどんどん薄くなっていったりするのを見た。なんだか、とんでもないことが、ここでは普通に起きていると思った。
その後、自分の仕事上、他の人に比べて、けっこうな工場見学をしていると思う。ソニーのVTR組み立て工場、トヨタの豊田市の工場。日産の追浜工場。豆腐の製造工場、ヤクルトの工場。サッポロビール工場。森永乳業の工場。明治製菓の工場。花王石鹸の工場。ガラス工場。陶器工場…。
そういういろんな工場を見た上でも、あの製鉄所の溶鉱炉からの一連の工程の迫力は、全く別ものだと思う。あの触ることもできない熱と巨大な物を、機械を使って、コントロールする現実を見たら、人間が、身分不相応なとんでもない力を持っているのだと感じられ、この使い方を誤ると地球環境も、壊してしまうのだと実感できる。
もし、みなさんも機会があったら工場見学をおすすめします。