「〇〇しなきゃ」を手放せば、身体はゆるく柔らかくなる。
こんにちは!
愛知のパーソナルトレーナー染谷海時(そめたにかいと)です。
パーソナルトレーニングをご依頼いただく中で、「体のかたさ」や腰・膝・肩の「慢性的な痛み」に悩まれている方は、実はとても多いのです。
「では、その解決には何をしていますか?」とお聞きすると
・YouTubeで見ながら、ストレッチをする
・接骨院に、マッサージや治療に行く
・整形外科医に、△△筋が弱いからと言われたので、トレーニングをする
そんな答えが返ってきます。
それらは目的に対して、やり方によっては一定の効果があるかもしれないです。
でも、同時に「やってもらった(もしくは、やった)その時はいいのだけれど、翌日には結局元に戻っていて。。」という経験もないですか?
つまり、それらは根本原因の解決にはなっていない、ということです。
①なぜ、硬くなったのか?なぜ、痛くなったのか?
あなたの身体は、ストレッチしていないから硬くなったのでしょうか?
あなたの身体は、マッサージに行かなかったから痛くなったのでしょうか?
ちがいますよね。
硬くなった原因、痛くなった原因があります。
例えば、体が硬いデスクワークで車通勤の方。
一日の中で、座っている時間が長い。
姿勢もほとんど同じなので、座っている。
その結果、肩は巻き、腰は丸まる。脚も曲がったままなことが多いので、股関節周りや膝周りも硬くなる。
体は、日々使うように適応していく。
つまり、どういう姿勢でいるか、どういう動作が多いかで決まる。
で、
②心が楽になると、体がゆるみ楽になる。
体が硬い、痛いと感じるのは実は「やらなきゃ」とついつい自分を追い込んでしまうまじめな方に多いのです。
「頑張らなきゃ」「しっかりやらなきゃ」「より良い自分を表現しないと」など、「〇〇しなきゃ」は、緊張に向かうワードになる。
先日、半年振りにパーソナルセッションに来てくださった方とこんなやり取りをしました。
ク「家族優先だったので、自分の体をストレッチしたりの時間は取れませんでした💦」
染「OKです!動かしてみて、ゆるめるとこ緩めていきましょう。」
それd、実際に動かしてみる。
染「これ、むしろ体ゆるんでません?以前よりスムーズに大きく動けています。」
ク「ほんとだ!前より動く。なんで⁈」
お話を伺っていくと、いらっしゃらなかった期間にご家族のお身体について沢山試行錯誤をされていたそう。
「やれることは、すべてやった。でも完璧によくはならない。これは年齢的に仕方がなく、そういうものだと割り切りました(笑)」
実際そう割り切ってから、ご家族の身体は良くなっていったそうです。
やることをやりきったので、あきらめられた。
この場合のあきらめるは、諦めるのではなく、明らめる。やることが明らかになったという仏教用語です。
明らかでない(無明)=不安です。
周りが一片の光もなく、真っ暗な山道を歩く時を想像してみるとよいでしょう。
何をしていいか、どう進んでいいか分からないのだから、不安。体も心も緊張してくる。
そんな「私がやらなきゃいけない」を手放せて、肩の力が抜けたのでしょう。
その力の入っていたクライアントの姿は、その後家族にも無意識のうちに伝わっていて、緊張が連鎖していたやもしれません。
それを経て、「私自身の体のケアはできていなくて…」と先に書いたやり取りを。
実は、私はなんとなく分かっていました。
その方のいらっしゃった時の笑顔が以前よりも穏やかで、表情がゆるんでいるのをひと目見た時に感じていたので、もしかしたらと思っていたので^ ^
結果ご自身の体まで、ゆるんでいました😊
ストレッチなどを日々行うことは、体だけでなく、自分と向き合う時間としてとても大切。
でもなにより大切なのはストレッチ自体ではなく、自分の日々の行動の源泉となる心の状態、心の健康です。
③まとめ
・心と体は影響し合っている。
・体の硬さや痛みの根本原因には、心の問題がある。
・自分と向き合い、気づき、受け入れることで、体はゆるみ、楽になる。
参考図書
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