一級建築士の学科試験に失敗した話
こんにちは。some sconesです。
今日はただ、一級建築士の学科試験に失敗した話です。
こんな恥ずかしいことを記事にしていいのか、少々悩みましたが、
何かの役に立つことを願って、恐れずに書きたいと思います。
まずは一級建築士と試験の概要です。
わたしはあまり受験勉強というものが得意でなく、
「アトリエ設計事務所で修行して、いずれ独立しよう」
と思った瞬間から、一級建築士試験に対する意識が湧いてきました。
稀に、アトリエ事務所を開設している方の中にも、建築士の資格を持っていない方はいらっしゃいますが、基本的には避けられない試験であり、
「ならば事前に資格勉強を始めよう」
と思い直して、大学院の修士1年の段階から勉強を始めました。
今年は3度目の受験で、一番気合いを入れた年でした。
これまでも2度受験経験があり、ずっと資格学校に通っていましたが、
2度目の受験時に、勉強の要領は掴めたと感じて(この時点で全科目6割)、
3度目の今年は独学で受験することに決めました。
しかし、フルエンジンをかけたのは4月の時点で、模試で合格ラインに届かず、某資格学校の独学支援の講座を申し込み、今年のテキスト・問題集を使って勉強し、講座の費用で模試も受けていました。
※独学支援の講座は、資格学校のテキストと模試4回分+直前対策講座で10数万のセットでした。面倒なことが苦手な人にとっては、法改正などを自分で追う必要がなくなり、模試の申し込み手続きも不要になって、ありがたい講座だなと感じます。
5月は順調に勉強を進めていましたが、6月は仕事が超繁忙期で、1ヶ月程まとまった時間を勉強にあてられず、
結局、その時の代休を利用しながら試験当日(7/28)の一週間前から仕事を休み、最終の追い込みと、各科目の苦手な範囲を復習する時間にあて、家に引き篭もりながら勉強していました。
自己採点の結果は、合計点が80点代で、現時点での合格基準予想の94点には届きませんでした。
すごく悔しいです。昨年に比べて簡単だったということが、また悔しい(せめて90点に乗りたかった)。
自己採点の直後は特に、気持ちのやり場が見当たらず、身近な人にほど、後ろ向きなことを言ってしまいます。
しかし、あまり後ろ向きでいる時間にも飽きてきたので(無理矢理)、
今回、来年の受験に向けた計画を立てたいと思います!
※仲間の方がいらっしゃったら、是非一緒にがんばりましょう〜〜
今年の受験で失点がもったいなかったのは、仕事(わたしは意匠設計)でも基本知識となる、下記の問題です。
・法規
・計画・環境工学の基礎問題
・構造力学
まずはここから勉強を再開したいと思います。
※正直、まだほとんど現場に立ったことがないので、施工は暗記科目の位置付けです(純粋に優先順位が低い)。
わたしの勤めているアトリエ事務所は、プロポにかなり意欲的で(6月の激忙の理由)、法規をきっちり押さえておけば仕事の効率化にも繋がると、先輩がよく言っています(言い聞かされています)。
実際に経験したプロポでは、木造学校の耐火基準や階数による制限が、全体のデザインルールに結びついており、建築基準法を理解する重要性を感じました。
計画・環境工学の基礎や構造力学も同様に、仕事の中で理解しておくと有利だなと感じる場面は多いように感じます(程度問題はありますが)。
せっかく丸っと一年もあるので、定着した知識を手に入れたいです。
あとは、過去の受験歴を盾にせず、フルエンジン(休日はなるべく勉強漬け)はもう少し早くかけなければいけないと痛感しました。
せめて夏のあいだは個人的にコンペにも参加したいですが…
一極集中せず、時間などを決めて勉強を優先するメンタルも養いたいと思います(バランスが大事)。
製図試験に進まれる方、来年わたしと一緒に学科から再受験の方、
過酷な試験ですが…めげずにがんばりましょう〜
今回はただ、一級建築士の学科試験に失敗した話でした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
p.s. 受験失敗後に励まされた言葉たち
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