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「次女がいてよかった」と思う色々な瞬間:母娘の1対1だったらお互いキツかっただろうなと。
ある小説を読みました。
母娘二人暮らしの話。母親が毒親。
「この子のために」と思ってやっていることが、たった一人の娘には重すぎる。やることなすこと全てがそう。
母からすると娘って女同士だから、「わかるよね?」という前提がある(と私は感じる)。
これがもし母と息子という異性だったら、「わからん」で収まりそう。
女同士って、だから厄介。
長女は、私が喜びそうなことを、先回りしてやってくれちゃう。
小さいことで言うと、例えば私が夕食の支度をしている時。
「そろそろご飯だよ-。」というと、一番に駆けつけてくれるのが長女。そして、私が言う前にお箸を並べたり、「取皿これでいい?」と料理を見て判断してくれる。
あとは例えば、私が「今日仕事で予定よりも遅くなっちゃいそう。」と連絡して、帰宅すると、長女が「ママ、ご飯炊いておいたよ。洗い物もしておいた。」と。
そうなの。阿吽の呼吸なの。
で、私も長女に色々なことを期待してしまう。
で、次女。
これが面白い。
次女は一筋縄にはいかない。
先回りして何かやってくれるどころか、一々言わないとやらない。というか、言ってもやらないことばかり。
マイペース。
だけどね、これがいいのよ。
私は長女に色々なことを期待してしまい、そういう目で長女の姿を追ってしまう。
でもそこにマイペースな次女の姿が映る。
そうすると、「いやいや、だめだめ。」「長女ばかりに期待をかけすぎるな。プレッシャーをかけすぎるな。」と自分に言うことができる。
もう一つ気をつけていることがある。
それは、「お姉ちゃんでしょ?!」などと言わないこと。
「お姉ちゃんなんだから、妹に譲ってあげなよ。」とか「お姉ちゃんなんだから、やってあげて。」とか。
そういうことは言わない。
だって、お姉ちゃんと妹って一生その関係のままだから。【自分はお姉ちゃんだから】って、何かを我慢しなきゃいけない状況がずっと続くって長女が思ったらかわいそう。
だから私はその代わりに、「○歳なんだから」というようにしている。そして、次女にも「○歳になったら、あなたにもお願いするね。」と声掛けしている。
私も長女。兄がいて妹がいる。
だから、母と私との関係を思い返しても、結構キツイことがあった。特にやっぱり二人だけの時。
今でもそう。母が何でも話すのも私だし、頼み事をされるのも私。
今はもちろん四六時中一緒にいるわけじゃないし、私も自分の家庭があるからそこまでプレッシャーに感じることもないけど。
でも、母親と長女ってそういう関係に陥りやすいって、身を持って感じる。
だから、次女がいてくれて助かる。
長女にとっても私にとっても。
二人だけだったら、お互いが「理想の母像」や「理想の娘像」というのを知らぬ間に求めて、プレッシャーの掛け合いになってたと思う。
次女を見ていると、「うんうん、これでいいんだ。だって、楽しそうだし幸せそうだし。」と思える。
そして、次女が長女の【素】というか、【子どもらしさ】を引き出してくれる。
長女に感謝。
次女にも感謝。
染