《 some ori 通信 》43通目のメルマガ【残暑のお出かけ号】
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こんにちは。
台風、ご無事でしたか?大丈夫ですか?
どうかくれぐれもお気をつけください。
さてさて、展示会「織和」まで残すところ一ヶ月。
やらなければならないことが噴出しています。
コツコツ、しっかりこなしていきますよ。
メルマガ、今回は、先日でかけた蒸し屋さんと仕立屋さんなどについて書いてます。
おつきあいください。
《 目次 》
1. 蒸し屋さん
2. 帯の仕立て屋さん
3. 髪を切った
4. もうすぐ発送
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1. 蒸し屋さん
まずは蒸し屋さんの話です。
私の制作は、タテ糸を刷毛や筆で自由に染めることで表現して、織ったあとに、蒸して染料を繊維に定着させています。
染料って、水と温度を加えることで、定着するんですよ。
蒸し方は、普段は、我が家でできる「筒蒸し(つつむし)」というやり方をとっているのですが、色が濃い時は専門業者の「箱蒸し(はこむし)」の方がいいだろうとアドバイスを受け、早速、蒸し屋さんを訪ねました。
先週の金曜日、猛暑が戻った暑い日でした。
高田馬場、久しぶり。行き着けるかしらん?地図をにらむ。
戸山口を出てすぐの急な坂道をのぼる。細い路地はすぐ突きあたり、くねくねと。クロネコさんがトラックが入らないからか、手押し車で荷物を配っている。それ以外は東京の真ん中なのに人もほとんどいない。時間は10時半。すでに太陽たかく、容赦なくギラギラ。
見つけた!あそこだ!
深い軒下に入ると、強い日差しから、急に暗がりに入ったからか、軽いめまいを覚える。
ここは、昭和の高度成長の時代から変わってないのではなかろうか。
さっぱりと掃除が行き届き、開けっぱなしの奥の窓から、風が吹きぬける。入ってすぐに、大きな箱蒸しがある。
話をしたご主人、誠実そうなお人柄で、専門的なアドバイスもくださり、ありがたかったです。
まかせて安心。
しかし、こちらも、稼働がぐっとへったそうで、先細り感は否めない。
蒸しあがりを取りに来る約束をして、高田馬場駅に戻り、西武新宿に出て、大江戸線に乗りました。次にめざすは、西新宿五丁目です。
2. 帯の仕立屋さん
展示会「織和」は、八寸帯がメインの展示会ですが、九寸帯も何本か出品します。
その中の一本の話です。
実は、織る前から、帯にするには長さが足りないのはわかっていたので、実験用として、思いきってやってみたわけです。
そうしましたら、すごく面白いのができてしまって、これは帯にしないともったいないと。
それで、ハギを入れて形にして、仕立て上りで提案しようと。
ご紹介いただいたハギが得意な帯の仕立屋さん、最寄駅、西新宿五丁目。
こちらも、地図をみいみい、坂をのぼり、細い路地を歩く。
あった、ここだ。
こちらも、昭和の前半から変わってないような。母の実家もたてかえる前はこんな感じだった。
対応してくれた奥さま、とても上品で、布が好きで、仕事が好きでという感じがあふれてる、すてきな方でした。
こういう仕事は、たずさわる方の、誠実さと愛情で、出来が全くちがってきますので、いいご縁で、本当にうれしかったです。
こちらも、跡取りはいらっしゃらない様子。きものの仕事の将来を思う。
とにかく、いま、精一杯やろう。
帰りがけに、暑いからって、塩あめ二つくださいました。
3. 髪を切った
仕立屋さんをあとにして、3番目にめざすは原宿です。いつものところに一年ぶりに髪の毛を切る予約、入れてました。
このままの髪では、展示会で、人さまの前に出られない。
それで、ロングを保ちつつ、すっきりしたのですが、美容師さん曰く、
「ミホコさん、今はまだいいけど、そろそろ短めに髪型変えたほうがいいから、そのつもりで考えた方がいいですよ」
「?」
「このままでは、毛根にダメージくるから。ロングをまとめていると、常に髪を引っ張られている状態だから、あんまり長期はおすすめできないんですよ。」
なんとまあ。
それは知らなかった。
将来をみすえてのアドバイス、うれしかったです。さすが、プロだね。
ロングのまとめ髪になれてしまうと、ショートとか、ミディアムとかかえってめんどう。
そんな話をすると、
「うちにもっとひんぱんにくるか、自分で手入れするか、どっちかしかないですね」って。
そうね、まったくね。
私はここに来ている価値あったなと思いました。
仕事はなんでも、誠実さと愛情と、技術とセンス。
そんな仕事、しなくちゃです。
4. もうすぐ発送
展示会「織和-ORIWA-」の案内状、できましたよ。
もうすぐ発送いたしますので、ご住所いただいている方には、今週中にも届くと思います。
ご住所いただいてない方は、もしよかったら、お送りしますので、このメルマガに返信するかたちで、ご住所、おしらせください。
ご多忙や遠方で、お越しになれないけど、案内状だけ欲しいかたも、ぜひお気軽にお申し出くださいね。
もちろん、案内状がなくても、お越しいただけます。
10月10日(木)から13日(日)まで、会場は東京、南青山のイトノサキさんです。
ぜひ、お会いしましょう。
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これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。
どうかよろしくお願いします。
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きものと帯の注文制作
染織吉田 吉田美保子
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