5in5とは【向こう5年の予測】
注意:本記事はsomekichiが以下のページを翻訳しに解釈したものですので、その点ご留意しながら読んでいただけますよう宜しくお願いします。
https://www.research.ibm.com/5-in-5/
こんにちはsomekichiです。
今回は「5in5」について、その概要と2020年版「5in5」にどのような情報が記載されているのかを紹介させていただきます。
5in5って何?
「5 in 5」とは、IBM基礎研究所が、今後5年以内に私たちの生活を変える画期的で科学的な5つのイノベーションを紹介するものとして、毎年米IBM社が発表しているものです。
それでは、早速2020年に発表された「5in5」の直訳を元に紹介していきます!
1.世界の農地にある重要なデータへの即時アクセス
世界中の農地の重要なデータに瞬時にアクセスできる惑星を想像してみてください。 これは、世界の農業資源のデジタルツインが次の5年間で容易に利用可能になるとすぐに現実になります。-サイト直訳
デジタルツイン:現実世界に実在しているものを、デジタル空間でリアルに表現する技術
一言でまとめると。
「世界中の農地に対して、デジタルツインの技術を利用して、リアルタイムで状況を把握できるようになる」
2.ブロックチェーンが多くの食品が無駄になるのを防ぐ
5年以内に、食品サプライチェーンにおけるコストのかかる未知の要素の多くを排除します。 農家から食料品供給業者まで、食品エコシステムの各参加者は、どれだけの量を植え付け、注文し、出荷するかを正確に知っています。 ブロックチェーンテクノロジー、IoTデバイス、AIアルゴリズムが連携することで、食品の損失は大幅に減少し、カートに入れられる生産物はより新鮮になります。-サイト直訳
サプライチェーンとは:仕入れ”から"出荷”までの物品の流れを指す言葉
一言でまとめると。
『「ブロックチェーン技術」「IoT」「AI」の技術が発達することにより、食品が何処にどれだけの量出荷すれば良いか判断することができる』→食料の飽和/不足が防げる。→食料の飽和/不足が防げる。
3.マイクロバイオームのマッピングによる、悪玉菌防止
5年以内に、世界中の食品安全検査官は新しい超大国、つまり何百万もの微生物が食品サプライチェーン内で共存する方法を理解する能力を獲得します。 これらの微生物は、人間が消費するのに健康なものもあれば、そうでないものもありますが、農場、工場、食料品店の食品の至る所にあります。 サプライチェーンのあらゆる段階で微生物の行動を常に安価に監視できることは、食品安全の大きな飛躍を意味します。- サイト直訳
マイクロバイオームとは:ヒトの体に共生する微生物の総体のこと
一言でまとめると。
「微生物が食品に根付くウイルスを除菌してくれる」
→コストを抑えながら食品の出荷までの流れの中で除菌をすることができる
4.AIセンサーを使えば、各家庭で食品由来の病原菌を検出できるようになる
5年以内に、世界の農家、フードプロセッサ、食料品店は、何十億人もの家庭料理人とともに、食品中の危険な汚染物質を簡単に検出できるようになります。 必要なのは、AIセンサーを備えた携帯電話またはカウンタートップだけです。-サイト直訳
一言でまとめると。
「携帯電話(スマートフォン)で食品に潜んでいる病原体を家庭で検出できるようになる」
5.根本的な新しいリサイクルプロセスは、古いプラスチックに新しい命を吹き込みます。
5年後には、ゴミの処理と新しいプラスチックの作成が完全に変わります。 牛乳パックやクッキーの容器から食料品の袋や衣服まですべてがリサイクル可能になり、ポリエステル製造会社はゴミを取り込んで再び有用なものに変えることができます。-サイト直訳
一言でまとめると。
全てのゴミはリサイクルが可能になる。
以上。今回は「5in5」を直訳とまとめて紹介させていただきました。
様々な技術が登場しましたが、特に農業や微生物などの技術が注目されているようですね。
IT × バイオテクノロジー が5年の中で発達していくということが予想されているので、それに向けた商品開発や、サービス開発が盛んになり、農業などは大きな進化を遂げるのではないでしょうか?
食の問題は世界全体の問題として注目されていますので、大注目の技術革新の一つです。somekichiもこの5つの技術について今後も関心を寄せていきたいと思います。