「褒められると調子に乗る」んじゃなくて「期待に弱い」だけだったと思う。
私の母は昔から、私に
「だってあんた褒めたら調子乗るでしょ」
と言ってきた。
しかし私はそう感じたことがなく、むしろ褒められたら『私はこれが人よりできるんだ!』と思えてもっとレベルアップしようと思うタイプだ。
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最近無性に太鼓の達人がやりたくなって、太鼓の達人DSを購入した。
その時に気づいたのだが、
「50コンボ〜!」
って言われると、私、ミスする。
やめて!期待しないで!プレッシャーかけないで!
って思ってしまう。
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私がミスするのは「慣れてきたから」でも「褒められて調子に乗ったから」でもなく、
「想定外のプレッシャーをかけられたとき」
だと思う。
習い事でできるようになったことに対して喜んでると、「じゃあ次の技も頑張ってね」と言われた。
テストで満足のいく点が取れると「じゃあ次は○点だね」と言われた。
私はそれが嫌だった。
私にとって全力でやった上での結果だった。
現時点でのゴールテープを切ったばかりなのに、「じゃあもう一週!」と間髪入れず走らされている感じ。
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あとはたとえば、趣味で編み物を始めたときに「セーターとか編めるようになるのかなぁ?」って言われたりとか。
DTMを始めたときに「音楽が売れたらいいもの奢ってよ!」って言われたりとか。
こっちは大した目標もなくただ楽しんでやってるのに勝手にプレッシャーかけられるとミスもするし、やる気も削がれる。
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太鼓の達人の50コンボ〜!はマラソンで言う「○秒!」だと思って聞き流すとして。
他人から無自覚にかけられるプレッシャーは、私のよわよわメンタルではなかなかシカトできない。
でも褒められるのは大好きだ。
勝手に見据えた未来の私に期待するより、ただ現時点での私を褒めてくれればいいのになぁと思った。
そう思うと太鼓の達人はしょっちゅう「フルコンボだドン!」とか「自己ベスト更新〜!」って言ってくれるからありがたいな。
てかこのイラスト可愛すぎます。