「男は論理的、女は感情的」←そんなことなくない?
「男は論理的、女は感情的」
…とよく言われるが、ぜんぜんそんなことなくない?
「論理的な女も、感情的な男もいる!」という『例外』を持ち出したいのではない。
単純に論理的思考や感情的表現に性差はないと感じているし、そもそも論理と感情は対立しないと思うのだ。
「自称論理的」な男性の多くは自己正当化
論理的な会話ができる人は、そもそも男女差はないと思う。
そもそも「男性は論理的!女性は感情的!」という主張をする場面って、男性が女性を叩きたいときのセリフだ。
そういう、性別というカテゴリで括って分かった気になる人間の言う「論理的」とは、得てして自分の主張を正当化するための詭弁であり屁理屈である。
パワハラ上司やDV夫を思い浮かべて欲しい。
「お前なんてどこ行っても使えねえよ!」
「俺が失敗なんてするわけないだろ!全部お前のせいだ!」
…その主張は無根拠で非論理的な、自己正当化でしかないのではないだろうか。
(そもそもパワハラも犯罪加害も自殺も男性が多いのに、男性が感情的でないという根拠はいったいどこから出てきたのだろうか…)
そもそも感情と論理は対立しない
そもそも、感情と論理は必ずしも対立せず、感情を論理的に説明することもできる。
「男は論理的、女は感情的」という主張はあたかも「論理>感情」と言いたげなフレーズだが、感情も論理的思考も、人間を人間たらしめる尊い要素である。
論理的であるからといって感情が混じっていないわけではないし、感情表出が必ずしも非論理的であるわけでもない。
それを単純な社会的イメージで「男は論理的、女は感情的」とそれっぽく語ることこそ、感情的かつ非論理的ではないだろうか。
「感情的」には性差があるかも
性差があるとしたら、「感情的」になるシーンの違いだと思う。
男性は突発的に感情を爆発させ、女性は蓄積して爆発する傾向にある。
完全に無根拠の推測でしかないが、男性はあまり考えずに無意識に行動することが多いのではないだろうか。
対して、女性は違和感から感情を理解するのに時間がかかり、その違和感が蓄積されて初めて感情を言語表出するのではないだろうか。
女性が男性に対して「何考えてるか分かんない!」というシーン、おそらく男性は何も考えていない。ただ感情に沿って動いただけ。
男性が女性に「不満はそのときに言ってよ!」というシーン、女性は『そのとき』に感情を認識・言語化出来ていない。だから言えなかっただけ。
…もちろん例外はままあれど、こういった性別的傾向はあると思う。
【まとめ】「男は論理的、女は感情的」←そんなことない
「男性は論理的、女性は感情的」と片付けるにはあまりにも例外が多すぎるし、シーンによる違いがありすぎる。
性差があるとしたら、感情を爆発させるタイミングの違いではなかろうか。
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