Hikobayuの由来について
Hikobayuの由来は
『蘖(ひこばえ)』
という自然現象にある。
写真は実家の近くの倒れた木から出てきた蘖。
受け継がれる命の循環に心底感動したのを覚えている。
「ひこばえ」とは、切り株や伐った木の根元から若い芽が生えてくることをいう。
「孫(ひこ)が生まれる」という意味から、「ひこばえ」と呼ぶとも言われている。(諸説あり)
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私たちが作るモノは、木のイノチからできている。
伐採された木、終わってしまったイノチの「枝葉」の部分を活用している。それらは基本的に森に残されるか、産業廃棄物として処理されてしまうものだ。林業者の間では林地未利用材(りんちみりようざい)ともいう。
その枝葉を自ら森に出向いて回収し、商品にし、お客様のもとにお届けするまでを一貫して、私たちの手を介している。
そうしてできた商品は、あの木のイノチのひこばえのように、新たに人との時間を紡いでいけるモノとなる。
そのようなモノづくりをしていこうという誓いを込めて、屋号をHikobayu(ヒコバユ)と名付けた。