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【水産白書2024】スーパーで魚が売れない!? 価格高騰と消費者離れの中で見えてきた、魚食の未来とは

記事に利用している画像は「水産庁」の資料から切り抜いたモノを使っています。

引用:令和4年度以降の我が国水産の動向

みなさん、最近魚を食べていますか?「高いから買うのを控えめにしているな…」「骨を取るのが面倒で…」なんて思っている人も多いでしょう。実は今、日本の食卓から魚が静かに消えつつあるんです。今回は、最新の水産白書から見えてきた、魚食の現状と未来について、わかりやすくお話ししていきます。

魚離れの実態、食卓から消えていく魚たち…

まずは、ショッキングな数字から。日本人が1年間で食べる魚介類の量が、わずか20年でほぼ半減してしまったのです。2001年には年間40.2kgあった消費量が、2022年にはなんと22.0kgまで減少。2011年からは、魚よりお肉を食べる人が多くなってしまいました。

この減少傾向は、すべての年齢層で見られていて、お魚好きなはずのお年寄りでさえ、20年前と比べると2割以上も魚を食べなくなっているんです。驚きの実態ですよね!

変わる日本人の好み 、サケとマグロが新定番に!

昔と今では、好む魚の種類も大きく変わっているようです。1989年頃まではイカやエビが人気でしたが、今ではサケ、マグロ、ブリが上位を占めています。

なぜ、こんな変化が起きたのか?その理由は、

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