七草にちかLP良すぎ(備忘録)
にちかLP、色々良かったんだけど、一番くらったのは最後の「いってらっしゃい」ですね……。Landing Point(着地点)の総括として最強のフレーズ。
───────
にちかの幸せの形については、【♡まっクろはムウさぎ♡】の段階で示唆されていて、今回の内容を踏まえて整理すると、
・昔、はづきさんが可愛いと思ってにちかの用具ににちかの名前とハムスターを描いたけど、にちかがウサギが良いと言って結果ハムスターにウサギの耳を延ばしたものになった、という思い出話→それをプロデューサーの手に描いているにちかは楽しそうに笑っていた。
・ハムスター:
『セヴン#ス』で気づけた、原体験としての家族が求めてくれた「アイドル」、今回のコミュだと子供たちのダンスの眩しさが関連。
/一方で他人からの自分に貼り付けられたレッテル的な部分(新人お笑い芸人とのくだりとか)の意味合いも別で併せて乗っかると思う。
・ウサギ:
理想。にちかの多くのコミュでは、これに潰されそうになっていた。
・「ウサギの耳をどれだけ延ばすかわからないので」→「ビックになるぞー!」
・夢として『家』の話をするにちかは幸せそうに笑っていた。(「みんなの妹」や天井社長の283プロの理想、SHHis・斑鳩ルカのテーマからも、度々強調されている部分ではある)
GRADでの用意された"くつ"も、Pが用意したものに、(破壊衝動に酔いしれすり減らしたものではなく)丈夫なヒール(他のコミュで美琴さんに並ぶためのものとしての描写)が伸びている、『まっクろはムウさぎ』的なものに思える。
それを踏まえてのこのLPである。
「ハムスター」(家族が求めくれたような「アイドル」≒子供たちのダンスの眩しさ/他人からのレッテル)に、「ウサギ」を延ばして、「その上」を強く主張できるようになったのは、七草にちか第一章の最終回と言ってもいいんじゃないかなと思う。
自分をアイドルとして目を輝かせて見てくれる子供たちとそれを認識するにちかの描写も嬉しい。そう見られる側に、奈落から真にステージの上に立ったのだ。
そして、最後の
はもうトドメ。
【♡まっクろはムウさぎ♡】で示唆されていた幸せの形を描写し、そのTrueEnd『家』に帰着する、まさに第一章の、彼女がさらに高く飛ぶための、着地点。