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vol.8 相馬れいこの"幸せ思考"ロングバケーションの過ごし方

長い長い夏休みが終わろうとしています。
我が家は、6月中旬から9月上旬まで子供たちが長い長いバケーションに入り、次女三女のインターナショナルスクールは6月から早々に夏休みに入るので、すぐに同じ幼稚園のサマースクールに入ってもらい、長男長女は7月上旬にそれぞれイギリスから帰国し、9月上旬の入寮日までが、夏休み。

夫も子どもたちのバケーションには帰国してもらい、この夏休みは1年ぶりに日本で家族一緒に過ごすことができました。

子供達にとっては年度末であり、一年間頑張って学業に励み、次年度に向けてのロングバケーション。つまり、のんびりしたいし、特に上2人は、やりたいことはそれぞれたくさん考えて帰ってくる。サッカー、スケート、マリンスポーツ、遊園地、小旅行、ショッピング、友達と過ごすことまで、とにかくやりたいことがたくさん。

しかし、共働きの我が家にとって、4人の子育ての中で、この長い長い夏のロングバケーションは、ビジネスとのバランスがとっても難しく、子供たちがたくさんの経験をして心身ともにリフレッシュして、また学校生活をエンジョイして貰えるように環境を整えてあげたい!という気持ちとは裏腹に、4人+夫+仕事となると、TODO管理がとにかく重要で大変なんです。

ですが、親が疲れた顔や、子育てがしんどい、と思わせるような態度や空気は絶対に子供たちに与えたくない!と考えているので、とにかく頭を働かせます。

ポンポンポンポン…と何度も一休さんのように。笑

下2人は完全な夏休み!は私が仕事の平日は難しいので、サマースクールに入って貰っています。サマースクールになると同じ幼稚園ですが、学習が減りアクティビティが増えるので幼稚園で過ごす時間がより楽しい時間となってくれているのが親として気持ちの救いです。

夫と協力して、仕事の会議はzoomにしてもらい、移動をしながらなんてのは日常茶飯事で、親としての付き添いに加えて、時に運転手、時にコーディネーターと、子どもが成長するごとに行動範囲も広がり、今年は長女が転校した友人にどうしても会いたい!アジアの各地から何人かが上海に集まるから連れて行って!とまあ、、、国際的なのは素晴らしいのですが、上も下も居て、仕事もあって、そんな時間を確保するにもまた、ポンポンポンポン…と、一休さんになるわけです。笑

それに家事も膨大に増えます。一年ぶりに日本に帰国する上2人と夫には和食中心にとにかく食材を揃えることから始まり、思春期の成長期真っ只中の長男はとにかくたくさんの量が必要。長女はアスリート食、季節感を知る段階の2歳と5歳児には季節の野菜や果物をなるべく出すようにしているため、夏野菜、夏のフルーツ、果物狩りなども考えると、また予定が増えるのです。

そして目まぐるしく過ぎていく日々に体力がかなり奪われていき、私は疲弊していきます。笑

子供たちは親をよくみていて、小さな変化も見落としてくれないので、これらはとても意識を高く保つことが必要で、実際にはとても疲れます。(私にとっては特に!笑)

そんな中クライマックスの海外旅行。

海外旅行と聞こえは良いのですが、今年は長男のサッカーの練習参加のためにスペインまで行くことになり、上2人と夫は先にヨーロッパで過ごしていたので、私は幼児2人を連れて18時間のロングフライトの往復。これが大変なのはご想像通りです。

大体、ロングフライト中には何かしら事件がおこります。嘔吐したり、トランジットでベビーカーが出てこなくて手荷物と幼児2人を抱き抱えて走ったり、子どもがフライト中に発熱してコロナになった時もありました。

そこまでして何故海外旅行に行くの?と言われるかもしれません。ですが、フライト中、窓から見える街がどんどん小さくなり、山や海が広がり、雲の中が見えて、雲の上に行くと雲海が広がる。時にはオーロラや、氷山も見える。曇ってわたあめみたい!海ってこんなに大きいんだ!と歌の歌詞のような鉄板セリフまで出てきます。笑

着陸すると、日本とは違う香りが漂い、目に見える看板や、耳から聞こえる言語が変わる。

そして文化体験。
食、ファッション、太陽の日差し、植物、鳥、気温、湿度、全てが違う。

この違いを五感で感じることができ、子どもはその度に感動し、記憶にそのシーンまるごと焼き付ける。

わたしは、子どもが五感で実体感して全てをスポンジのように吸収する海外旅行は、日々節約して貯金してでも行かせたいと思っています。

そして、何より、親子も夫婦も日々忙しく過ごす現代社会の中で、非日常を味わい人と人が関わり合い、語り合い、共感し、目と目を合わせて笑顔になる回数が増える、より人間らしい時間を過ごすことができる旅行は、何にも変えられない"時間と記憶"を使って幸せを感じる、とても価値が高いことだと思うのです。

先に述べたように、とにかく移動の大変さ、トラブルは付き物ですが、幸せの価値の度合いをとると、ロングバケーションに海外旅行を私は選択します。どんなに忙しくても、疲弊しても、帰国後時差ボケになっても、実体験から育つ子どもの心の栄養剤としても、夫婦のちょっとした溝までも埋めてしまうこんな素晴らしいことはないと思っています。何より、母親として、体の疲れがあっても、心の電池が満タンにフル充電できたら、子どもに対する向き合い方や、感謝の気持ち、優しい言葉がけが自然と湧き起こるものなのです。

もちろん子どもも、親子の愛着関係が十分に満たされることで、色々なことに意欲的に主体的にチャレンジできます。

たまにはスパで身体の疲れも取りながら…笑
今年の夏も、身体はとっても疲れてますが、"幸せ思考"でロングバケーションを乗り越えました!家族で過ごせたかけがえのない時間は、当たり前じゃないし、この幸せに感謝して、また来年も、"幸せ思考"でロングバケーションを乗り切りたいと思います!笑笑







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