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2024.11.29 SOMAOTA ワンマンライブ 『Trans』開催にむけて

 2024.11.29 渋谷LUSHにてSOMAOTAのワンマンライブを開催します! イベント名は『Trans』、今回はワンマンライブ開催に踏み切った理由と想いについて少し書きます。是非読んでくれると嬉しいです!  まず、今回ワンマンライブをやるのは「ソロ活動を本気でやるぞ」というメッセージを発信したいからです。  自分がソロの音源作成を始めた2017年から2020年まではソロとしてしっかりと活動が出来ていたけど、徐々にバンドの方が忙しくなり2021年以降はあまりソロとして

    • 土地の固有性と環境としての人

      東京に引っ越して約1か月が経ちました。 来阪すると 「東京はどう?」 「結構楽しいす」 「ならよかった」 という会話を多くの人とするので、 「結構自分って周りに心配されていたのかぁ」 としみじみ思います。 「上京した!」という割に、その実、大阪のDUCK HOUSEに部屋を残している状況なので、僕は今2つ家がある事になります。特に9月は月の半分を関西圏で過ごしていたので、「自分はどこどこの人だ!」という風に場所で自分を規定できないふわふわした存在に感じられます。 そのよ

      • 「越境」を終えてー今後の課題ー

        2024.05.24に行われたSOMAOTA&DUCK HOUSEのNew EP『Lost Humamity』リリースパーティについて文章を書いていきます。 まずは、当日出演してくれた方々のパフォーマンスを振り返って Open DJーjudgeman judge君は文字通りジャンルレスな選曲をするDJだけど、それでもハウスやテクノから始めるのかなと思ってたら、なんとスローテンポのエレクトロ。会場の雰囲気が一気にSickに、早めに来場した人が徐々にフロアに来て思い思いに踊っ

        • Kingoという怪物

          どの業界においても同業者に対する目を厳しくなるものなので、必然的に僕が手放しで称賛できるラッパーは少ない、しかも同い年に限ると、ライバル意識が邪魔しているのか尚更少なくなる。 ちなみに日本のHIPHOPは”同世代”を大事にする文化があって、ラッパーを自分の生まれ年によって「99(読み方:キュウキュウ)=1999年生まれ」や「00(読み方:ゼロゼロ)=2000年生まれ」を自称したりする。 僕の好きなラッパーの特徴はKendrick Lamarのように、高いスキルを持ちながら

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          最新曲『六つの橋』について

          SOMAOTAの完全ソロ名義では4年ぶりの最新曲『六つの橋』のリリースから1週間程経ったので、少しだけこの作品について話します 歌詞のテーマは「グループの中で生きる事と個人として生きる事」 約6年間Black petrolというバンドのMCとして活動してきて、グループで活動する事の難しさ、そして関西の音楽シーン全体に漂う「音楽で成功する事なんて無理だ」という諦念を感じてきました。そしてソロ活動を本格化する事、活動拠点を東京に移す事を決めました。この曲でその意思表明をしてい

          最新曲『六つの橋』について

          無楽山行記ーNo Funについて

          僕の部屋の一角に平積みされている大量の本。 その一番上には、『無楽山行記』と書かれた小冊子がある。 暇な時に何度も読み返したので所々に折り目がついている。 表紙の右上には、”2023 3 March 第1号”と書いてあって、思い返せば2023.06.10に京都でNo Funと対バンした時に頂いたもの。 ”無楽”=No Fun で、『無楽山行記』は彼らが自主で作ったZine、内容はメンバー10人それぞれに10個の質問をしてみた、というものでメンバーのルーツや人柄が垣間見えて読

          無楽山行記ーNo Funについて

          SOCORE FACTORY=出会いの場所

          大阪の他のどのライブハウスとも違う”重厚感”があるのが、南堀江にあるSOCORE FACTORY。海軍基地を思わせるカーキがテーマカラーで、入り口の大きな看板(シャッター)も濃い緑、中の壁も全面同じく濃い緑があしらわれている、落ち着く。 所々骨組みの柱がむき出し(同じく濃い緑に塗られているものも)で、とにかく武骨な印象がある。ちなみに、さっきの”重厚感”の話に繋がるが、ここのライブハウスの扉は物理的に重い、西洋のアンティークみたいな装飾が施されていて見た目も”重い”が、まじ

          SOCORE FACTORY=出会いの場所

          声明(SOMAOTA & DUCK HOUSE New EP『Lost Humanity』リリースに寄せて)

          SOMAOTA & DUCK HOUSE New EP『Lost Humanity』リリースしました!! 🔗配信リンク https://linkco.re/TpsqGXQb Tr.01 自画像 Tr.02 文化的不感症 Tr.03 ノーカメラ Tr.04 象は平原に還る Lyric: SOMAOTA, INUI Track: INUI, Oumi Mix, Master: Wataru Kokei Recording at Hidden Place Recordin

          声明(SOMAOTA & DUCK HOUSE New EP『Lost Humanity』リリースに寄せて)

          東京/越境

          2017年4月2日、京都二郎の開店日に京都に引っ越してきました。 そこから約7年間、関西で音楽活動を続けてきましたが、今年の7月に東京に居を移すことを決めました。 先に断っておくと、今後も関西でライブする機会は必ずありますし、僕が所属している2バンド、Black petrolもDUCK HOUSEもやめる気は無いです。 今回、東京に活動拠点を移す事を決めた理由は様々なのですが、一つ大きいのが『越境』が足りていないと思ったから……越境(エッキョウ)は響きが良くて漢字が格好い

          東京/越境

          SYNCHRONICITY '24 感想

          SYNCHRONICITY '24 今の音楽シーンで活躍するアーティストが沢山出演していて、色んな刺激をもらいました。主催者の方、素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれたアーティストの方々お疲れ様でした。 僕が見たバンドの感想簡単に残しておきます。 ①Helsinki Lambda Club ライブが始まって15分後くらいに行ったので、入口で大渋滞、最初はメンバーの姿が全く見えなかった。ただ入って5秒で自然と踊ってしまっていたので、バンドのグルーブ感が半端ないんだと思う。姿

          SYNCHRONICITY '24 感想

          SOMAOTAの”脱○○”Vol.1 脱ノンデリ

          突然ですが 新しくPodcast(ラジオ)始めました📢 タイトルは『SOMAOTAの”脱○○”』 【人生は悪習慣との闘いである】という人生哲学の元、毎週1つやめたいものをテーマに語る、そんなラジオです メインの相方は頼れる先輩・後藤 @asdy510 /ほぼ毎週更新 🔗https://open.spotify.com/show/2NeKZP2sXT4qSFGlouMU8x?si=YMytmRDJRTOOztx8PUUr1g Vol.1はー 脱・ノンデリー あらすじはこ

          SOMAOTAの”脱○○”Vol.1 脱ノンデリ

          How to Quit Smoking/脱煙草

          数年前煙草を辞めようと思って、所謂”禁煙”にトライした。 まずは、「自分で煙草を買わなければ吸わない」という考えの元、暫く買うのを封印してみた。そこから自分は貰い煙草をしまくるどうしようもない奴になり下がった。 誰かと一緒に酒を飲んだ時、リリックを書いて爽快感に満たされた時、何かと理由をつけて友人先輩音楽仲間に、目を細め微笑を浮かべそして手刀を切りながら、「一本いいっすか」と貰いまくっていた。あの時、嫌な顔せず煙草をくれた皆さん本当にありがとうございます。 じゃあ家で一人

          How to Quit Smoking/脱煙草

           額縁で囲まれた作品の描かれてるモノの内容(実物)をあまり重要視せずに、そこに使われている手法や、作品完成に及ぶまでの過程や文脈や構造に目がいってしまっていた。手紙の書かれている内容よりも、それが書かれた時期やインクのシミ具合を。文字や言葉が持つ力を軽んじて、”行間を読む”事に注力していた。つまり、文字通り”枠”にとらわれていた。  人間に対してもそうで、どんなに素晴らしい・尊敬に値する人間もその人に”枠”が見えると、落胆した。この場合の”枠”とは、遺伝子や人種はたまた属し

          「毒」

          血圧を計ったら高血圧で驚いた。 でも低いよりは高い方が良いような気もするし、血圧が高い=熱い奴みたいな気がして妙に嬉しかった。

 普段自分の血を見る事は特に無いから、自分の血液の色が紫色なのだと強く思い込もうとしたら本当に紫色になる。

 紫色の液体といえば「毒」 

毒が体の中で滞留してしまうとその部分は腐ってしまうし、あまりにも早く回りすぎるとその圧力で体の外に(気付かぬうちにも)出てしまう。

 それが僕たちが暮らしている社会に毒がブヨブヨと浮いている理由だ

          あくまでも栞として。

          川崎の実家を離れて京都に向かった2017.04.02から本格的に日記を書き始めて書きかけのものを含めると20冊以上になっている。 京都に行った直後は寝る前に1時間くらいドワーッと書きまくった、何があって誰とあってどう思って何を食べたか。これが1ヶ月続く。何だかんだこの時期の日記が一番笑ける。 1ヶ月後日記はそぞろになっていて、いきなりリリックが登場。(大学入ってから初めての曲はこの頃。既にryuki sumiと知り合い、2人で俺の声にかけるcompの設定をいじった) 同

          あくまでも栞として。