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珈琲館のホットケーキが好き🥞

朝起きて、ホットケーキがどうしても食べたい日だと気づいた。
急いで用意して近所の珈琲館へ行く。珈琲館のホットケーキは注文を受けてから一枚ずつ鉄板で焼いてくれて、外はカリッと中はふわっととっても美味しい。
甘さ控えめの生地にバターをしっかり染み込ませて、メープルシロップをかけて食べるのが至福。

学生時代に確かパンケーキブームみたいなものがあった。なんだそれ。
友人に誘われて表参道や青山で列に並んでパンケーキやホットケーキを食べたこともあるけれど、ことホットケーキに関して言えば珈琲館の右に出るお店はなかなかないのではないかと私は思う(私の中ではホットケーキとパンケーキは別物で、パンケーキでお気に入りのお店ももちろんある)。

珈琲館のホットケーキは、こんがり狐色に綺麗に焼かれていて、しっかり美味しい。
しっかり美味しいというのは料理、特によくあるオーソドックスな料理を食べる時とてもとても大事なことだと思う。

今から数年前、通りがかりのカレー屋さんに入って食べたカレーが不味くて不味くてびっくりしたことがある。
インドカレー屋さんだった。
一緒に入った人との間でその後も度々あのカレー屋さんの話題が出るくらい印象に残っている。
なんてったってどこにでもあるような料理は、不味いわけがない、普通に美味しいだろうと思って食べるから、裏切られたときの絶望感がすごい。

当たり前に美味しいだろうと思って食べたものが美味しいことは、けして当たり前のことじゃないのだ。
ちゃんと感謝しなきゃいけないなと思いながら残りのホットケーキに手をつけつつふと目を挙げると『感謝の日』という文字が目に入った。
毎月5、15、25日は感謝の日でホットケーキが安くなるらしい。
なんてこった、こんな美味しいホットケーキを出しながら、加えて顧客に感謝までしてくれるのですか…!
いつ行ってもしっかり美味しいホットケーキを出してくれる珈琲館に感謝しなきゃいけないのはこっちのほうだよと思いながら、次来る時はこの日付を覚えておこうとちゃっかり思うアラサーOLなのであった。

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