ストッキング、靴下、ネイル、化粧、日焼け止め、犬が何かを着せられている姿、など、とにかく覆うものが好きではない。 昔からずっと嫌いで30を迎えても嫌いだから、今後好きになることはないのだと思っている。 中でも特に皮膚に塗るものが1番苦手で、大学を卒業するくらいまでは顔に日焼け止めを塗ることすらしていなかった。 年をとり、悲しいかなシミ対策という観点で日焼け止めを顔に塗り始めたが、それでも、顔が限界である。 体に塗るという苦行は、よっぽど南国に行った時以外はどうしてもまだでき
朝起きて、ホットケーキがどうしても食べたい日だと気づいた。 急いで用意して近所の珈琲館へ行く。珈琲館のホットケーキは注文を受けてから一枚ずつ鉄板で焼いてくれて、外はカリッと中はふわっととっても美味しい。 甘さ控えめの生地にバターをしっかり染み込ませて、メープルシロップをかけて食べるのが至福。 学生時代に確かパンケーキブームみたいなものがあった。なんだそれ。 友人に誘われて表参道や青山で列に並んでパンケーキやホットケーキを食べたこともあるけれど、ことホットケーキに関して言えば
土曜日は大体近所の八百屋さんへ行く。 野菜の鮮度が、スーパーで買うそれとは桁違いなのである。 冬の野菜から春の野菜にラインナップが微妙に移行しているのを見るのも好き。 八百屋さんの元気な声を聞くのも好き。 今日も諸々買ったのだけれど特に忘れずに買わねばと思っていたのが小ネギと生姜。 細かく切った小ネギとすりおろした生姜は必ず冷凍庫にストックしている。 小ネギをたくさん買って、それを細かく切り、冷凍保存しておくと平日どんなに忙しい時でも料理に小ネギを散らせる。 すりおろした
歯の詰め物がとれた。 覚えている限りでいうと初めて歯医者に行って治療をして詰めた銀だったので、20年間くらい苦楽を共にしたことになる。 とはいえ、しみじみとした気持ちになることなくまず思ったのが「うわ〜、歯医者に行きたくない！」だ。 わたしはその道では右に出るものがいないレベルで歯医者が嫌いである。大人になってしばらく経ってからも、街中で歯医者を見るだけで嫌だった。友達にも笑われるレベルである。 だって痛いんだもの…。 小さなころ、わたしが虫歯になるたびに母親と父親が「そっち
1週間くらいずっとなんだか右目に違和感があって、痒いし痛かった。 健康体で生きてきすぎたせいか、まつ毛でも入ったかなと思いながら目をゴシゴシ擦っていたけれどずっとなおらない。 今日やっと鏡でよく目を見てみたら目のふち(目の中)にできものができていることに気づいた。 擦っちゃだめだったじゃん！そういうとこだぞ、と思った。 けど薬をいろいろ入れている箱をあさってみたら「ものもらい・結膜炎に」と書かれている使い切りの目薬のセットが入っていて(一人暮らしなので絶対自分が買ったはずなの
小さい頃、テレビで見たタルタルソースがすごく美味しそうで、家で魚のフライが出た時に母にタルタルソースと一緒に食べたいとお願いした。 母は子どもを3人育てながら働いてもいたし、今思えばすごく忙しかったのだと思う。 「食べたいなら自分で作りなさい」と言われ、諦められず、兄と2人で台所に立ちタルタルソースを作った。 タルタルソースを作るためには卵を茹でる作業、玉ねぎ等含めて切る作業、混ぜ合わせる作業が必要でどれも時間がかかる。玉ねぎのみじん切りにすごく時間がかかったのに、出来上がっ
数週間前、昔から好きだった映画を映画館で観た。自分が生まれた時くらいに公開された映画で、今までは自分の家でしか観たことがなかったものが小さなシネマで2日間限定で上映されたのである。 何回も観るとその時々で少しずつ感想が変わってくる。初めて観たときなんて、「今を輝く大スター2人が共演してる！若い！かっこいい！」くらいの感想だった。笑ってしまうくらい単純な感想。 数年に一度観ているはずなのに、あれ、ここってこういう流れだったっけ、となるようなところもあるから人間の記憶は面白
