育休明けの時短社員を、役職者にした理由【情熱社長倶楽部】VOL.161
平素より大変お世話になっております。
ソリューションの長友です。
7月から第2四半期がスタートし、
恒例の2日間の全社会議を実施しました。
内容としては、4月から6月までの振り返りと、
長期的なものはもちろん、
7月から9月に掲げた目標や目的の再確認をすることです。
現状としては、日々の業務の中で
目標に向けて順調に進んでいる社員もいれば、
頭打ちをしながら進んでいるメンバー、
そして、壁ぶつかり
動きが止まってしまっているメンバーとさまざまです。
一人ひとりの目的や目標があるからこそ、
全員で立ち止まり、再確認することで、
新たなスタートを切ることができますね。
私からは、4月1日の方針発表会で伝えた内容や、
事前に実施した個別面談で感じた現状の組織状態、
新たな戦略やそのための動き方について伝えました。
その中でも、メンバーにとって特に印象的だったことは
現在、弊社の責任者で構成されている「ナンバー2チーム」に
4月に育休明けから復帰した、土田を選抜したことだと思います。
土田は、週5日(出社3日、在宅2日)の
時短勤務(10時~16時)という働き方をしています。
育休前は、責任者としての役割を任せており、
会社として厳しい時に
共に踏ん張ってくれたメンバーの一人です。
復帰した今でも、仕事のスピード感などに衰えはなく、
この3か月間は、私の業務や思考整理等に協力してもらいました。
そんな彼女を、
なぜナンバー2チームに選抜したのかというと、
復帰してからの3か月間で、
私の想いや考え方を再確認してもらい、
土田が持つ会社への想いや
今後貢献したいと思う項目を聴く中で、
彼女が描いているものが、
会社として目指すべき方向性と合致していたからです。
上記のことをクライアント様にお話しをすると、
育休明けで、時短勤務をする社員に役職をつけることに対して
驚かれることもありますが、
私は、大切なことは
働き方や働く場所ではないと思っています。
「何のために働き・何を大切にしながら・何を実現したいか」
が個人でも明確に持つことが1番大切であり、
それを実現するためのフィールドが会社です。
そして、同じ志を持った仲間がいるからこそ、
切磋琢磨しながらお互いの成長を加速し合える場所が会社です。
そのため、自らの目標や目的を実現するために、
仲間の存在が頑張る理由の1つになることもあります。
土田自身は、上記のような考え方を持っており、
弊社で働く意味や目的・目標が明確であり、
それらは、ナンバー2チームというフィールドでこそ
実現できるものでした。
今回のことを通して、
会社とは、経営者の想いだけでは成り立たず、
個人の想いや意志があってこそ
つくりあげられていくことを再確認しました。
また、経営者がどのような目的や目標を持ち、
どのような組織を理想としているのかを
伝えることも大切であり、
それらがあるからこそ、社員一人ひとりの強みを
活かしていけることも実感いたしました。
1人で実現できることならば、
仲間の存在は必要なく、組織である意味はありません。
これからも“組織として”成長するためにも、
経営者様と社員様、それぞれが描く
目的や目標、理想の組織をすり合わせる機会を
つくってみてくださいね。
そして仲間とともに
実現していきたいことをカタチにしていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
長友 威一郎