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どう活かす?変化に弱いベテラン社員【情熱社長倶楽部】VOL.60

平素より大変お世話になっております。ソリューションの長友です。

今月に入り、新しい生活様式を意識しながら、出張を解禁しました。

オンラインの便利さはもちろんありますが、
対面での対話はお互いの心が通じ合う感覚があり、良いですね。
久しぶりのクライアント様との時間はとても盛り上がるものとなりました。

今後も、時代に合わせて仕事スタイルを変化させ、、
大切なものは守り続けていきながら企業の強みを活かしていきたいですね。


さて、最近は経済活動が戻りつつありますので、
クライアント様や過去にご支援をした企業様からのご相談が増えてきました。

内容として多いものが、

・勤続年数が長い
・圧倒的なスキルを持っている
・会社の歴史をよく知っている

など、そんな「ベテラン社員様」に関するもので、
「変化することの大切さをストレートに伝えたいが、
なかなか理解し受け入れてもらえない!」という声を多くいただきます。

コロナにより変化することへの障壁が低くなっているからこそ、
「変化への対応スピードが遅い」ベテラン社員様に矢印が行ってしまいがちなのでしょうか・・・。


一方で、ベテラン社員様にも積み重ねてきた経験と実績があり、
それが「働く上での誇り」になっています。

積み重ねてきた経験や実績が自信となり、自らの確固たる「仕事の軸」になっているからこそ、
変化したくても、なかなか変わることができないという状況がきっとおありなのでしょう。

ベテラン社員様が知っている歴史を語り続けることや、
変えないものを守ることももちろん大切ですが、

それと同じぐらいに「しかるべきタイミングで、変化し続ける」ことも必要です。


私の経験上での、ベテラン社員様の特徴としては

・話が中心が「昔はこうだった!」という過去の出来事
・話の登場人物は、過去の人が多い
・「自分が関わった相手」の話より、「自分を承認し関わってくれた相手」の話が多い
・否定をしているつもりはないが、話している内容が誰か、もしくは何かを「否定」している

というものです。

このような、ベテラン社員様に悩む企業様に、
当事者の方に変化していただくために、私が伝えていることがあります。

まずは、「変化することへの“安心感”と共に“存在価値”を見つけて下さい」ということ、
そして次に、ベテラン社員様への関わり方です。具体的には、

・ゆっくり「話を聴く時間」を作る
・「仕事内容の洗い出し」をする
・「存在意義と存在価値」を明確にする
・組織内で「承認する場」を持つ
・未来のための「変化」を依頼する
・「新たな役割」を明確にする

このようなステップで対応してみてはいかがでしょうか?
とお伝えしています。


これからのwithコロナの時代、変化がますます大きくなっていきます。

変化することに慣れていない方は、自信の無さから、
過去のやり方に固執しやすくなったり、変化に反発してしまうことがあると思います。

しかし、そんなときこそ「変わらない人だ」と諦めてしまうのではなく、
変化できるように「背中を押す」ということが、組織改革においてはとても重要になると思います。


べテラン社員様は、会社の歴史をここまで守り、支えて来てくださった方ばかりだと思います。
だからこそ、ここからの歴史でも、共に成長していきたいですね。

是非、1人ひとりの「今ある誇り」を知り、輝かせ、
その「今ある誇り」を「未来に向けた自信」に
変えて差し上げる関わりをしていただければと思います。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

長友 威一郎


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