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「今の会社で働き続けること」に迷う若手に伝えた、2つのこと【情熱社長倶楽部】VOL.121

平素より大変お世話になっております。
ソリューションの長友です。


さて、弊社も今月で上半期が終了します。

下半期に向けて戦略や戦術などを考えることはもちろん、
私が今一番力を入れていることは、新卒1年目への働きかけです。


なぜなら、新卒にとってこの時期は、

仕事に慣れてきた一方で、同期との差が生まれたり、
思うような結果が出なかったり、いわゆる、
理想と現実のGAPを感じる時期になるからです。

つまり「自分は今の仕事を本当にやりたいのか?」と
“気持ちが揺らぐ”ことが多くなるタイミングなのです。


これらは決して悪いことではなく、
生まれて当然の葛藤ではありますが、

新卒を育てる側としては
しっかりフォローすることが必要です。


そこで、私が新卒1年目に実践したことは、

①入社動機や入社目的を思い出すこと
②今までの自分を承認すること

を目的とした1日研修です。


本来であれば、責任者に実行してもらうところですが、
今回は敢えて、経営者である私が実施をしました。

その背景については、
また改めてお伝えできればと思いますので、
ここからは上記2つを実施する上でのポイントを紹介します。


まずは、入社動機や入社目的を
思い出してもらうことについてです。

新卒1年目にとっては、毎日が新しいものの連続であるため、
仕事を覚える過程で目の前のことに忙殺され、
入社動機や入社目的を忘れてしまうことはよくあります。


つまり大切なことは、

働くモチベーションは“無くなった”わけではなく、
“忘れているだけ”だとこちら側が認識してあげることです。

その認識を持ちながら、「何のための入社したのか」を
思い出してもらい、自らの言葉でアウトプットを
してもらうことが重要です。


きっと、普段の業務の中で忘れてしまったものを
取り戻すことができる時間になると思います。


次に、今までの自分を承認することです。

これまでの自身の仕事について
「振り返る」ためのフレームワークはたくさんありますが、

大切なことは振り返った内容を
お互いに“承認する”ということです。


「承認」と似た言葉に「褒める」がありますが、
承認と褒めるは別物です。

「褒める」を辞書で調べると
【人のしたこと、行いを優れているとして、そのことを言う】
とあり、ここには褒める側の“評価”が入っています。

つまり上司の方が「それはできて当たり前だ」と
“評価”してしまえば、褒めるという行為は
生まれづらくなってしまうのです。


一方で「承認」は
【そのことが正当あるいは事実であると認めること】
とあり、弊社では大きく3つの承認があるとしています。

それは「存在」「行動」「結果」の3つの承認です。

存在「あなたが同じチームにいてくれて助かる」などの存在の承認
結果「アポイントをいただけてすごいね」などの結果の承認
行動「決めたことを、やりとげられたね!」などの行動の承認

これらを指しています。

(※詳しく知りたい方は、弊社の
「リーダー育成に関する小冊子」をご覧ください)


このような観点で、
これまでの自分を振り返り「承認」をしていくと

自分自身や相手を認められることがどんどん浮かび、
新卒は「理想に向かって進むことができているんだ」
という成長実感を感じることができるようになります。


以上が、私が新卒1年目に実践した研修の内容です。

もちろん、この研修ですべての“ゆらぎの気持ち”を
取り払うことができるわけではありませんが、

大切なことを思い出し、これからの成長の
きっかけになったのではと感じています。

ここからの現場でのそれぞれの動きが楽しみです!


ぜひ、皆様も、新卒や若手社員の動きを
より加速したいと考えられているなら
今のタイミングで、しっかり立ち止まる場を
つくってみてはいかがでしょうか。

声がけ1つで、本来の動きが戻ってくるかもしれませんよ!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


長友 威一郎



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